艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
前回の中央構造物設置から少し工程を遡り、今回は再び艦首錨甲板および艦尾航空作業甲板&係留作業甲板のディテールアップをご紹介します。
艦首のディテールアップ
これは艦首のディテールアップが完了した様子で、錨鎖にチェーンストッパーを取り付け、手すり&錨見台などの設置も終わりました。
写真の赤丸印内のブレーキハンドルには、YXモデルのYXN350-008「ブレーキハンドル」を使用しました。
同社のアンカーチェーンとキャプスタン、Genuine modelのケーブルホルダーの精度も綺麗に揃い、見事な親和性を見せてくれています。
艦尾の航空作業甲板と係留作業甲板
艦尾の航空作業甲板と係留作業甲板も一気に仕上げていきます。
艦尾は機銃座やクレーン、旗竿などが集中してクリアランスがほとんどないので、位置決めは慎重に行いました。
まずは艦尾機銃座です。
ここにはライオンロアのエッチングを使用しました。
ライオンロアの機銃座は裏側のディテールも充実していて非常に実感的ではあるのですが、手摺が少し高すぎるので、切り詰めて使用しています。
塗装&取り付け後の様子。
機銃座のラッタルとクレーンのジブのクリアランスにはほとんど余裕がなく、旗竿が適切な角度で取り付けられるスペースも残さなくてはいけません。
更に、航空作業甲板側とフックの干渉についても考えなくてはならず、最終的にはクレーンの角度を微調整することで上手く収めることができました。
旗竿にはポントスモデルの真鍮挽物パーツを使用し、舷梯にはフライホークのパーツを使用しました。
舷梯の位置は以前、同じお客さまにお届けした、1/350戦艦「長門 https://modelfactoryhg.blog.fc2.com/blog-entry-2022.html 」と設定を合わせ、後部2か所としました。