艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
機銃に引き続き、今回からは高角砲の製作をご紹介します。
ベテランモデル製シールドなし高角砲のレジンパーツ&真鍮挽物砲身
この写真は、ポントスモデルのスーパーディテールセットに付属している、ベテランモデル製シールドなし高角砲のレジンパーツ&真鍮挽物砲身です。
これは、ベテランモデル製品のパッケージ。
ポントスモデルの大和用スーパーディテールセットは数種発売されていますが、品番「35003F1」の製品には、この高角砲と同じものが含まれています。
レジン製の砲尾に真鍮挽物砲身を取り付け
まずは、レジン製の砲尾に真鍮挽物砲身を取り付けます。
砲身の取り付け穴は、レジンの収縮によって少しタイトでしたので、1.1ミリ径のドリルで広げてから接着しました。
続いて、後部にもレジンパーツを取り付けます。
写真赤丸印の部分は、別パーツ構成となっている装填頭です。
エッチングはポントスモデルのもので、ベテランモデルパーツに付属しているものと、ほぼ同じ構成となっています。
砲座周りの組み上げ
砲座の方は、基部環座と電動機室、砲架までが一体成型されており、砲側照準所楯のみが別パーツとなっています。
砲座周りのレジンパーツを組み上げた様子。
ベテランモデルの高角砲は、最初に発売されてから既に14~5年ほど経過していますが、精密感とディテールバランスは現在でもトップクラスです。
砲座に取り付けるエッチングは、主にラッタルと装填台です。
装填台は左右の角度を揃えるのに少々手間がかかりますが、これを取り付けることで後部のディテールが一段と引き締まります。
エッチングを取り付けて完成
エッチングの取り付けも完了し、シールドなし12.7cm連装高角砲は無事完成となりました。
戦艦「大和」でのシールドなし12.7cm連装高角砲の必要数は、片舷で3基ずつ、左右両舷で6基となります。