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1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

2022年5月20日

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1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

2022年5月20日

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。

今回からは、中央構造物の基部の製作を前後二回に分けてご紹介します。

前回はこちら

表面のモールドのエッチングへの切り替え

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

これは、中央構造物基部の基本となるパーツで、側面の給気口や後部の壁面、機銃や管制装置のスポンソンなどを除き、綺麗に一体成型されたものが用意されています。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

まずは、表面のモールドのエッチングへの切り替えを行いました。
これは、水密扉とモンキーラッタルの切り替えが完了した様子で、水密扉はライオンロアのスーパーディテールセットのパーツを使用し、モンキーラッタルにはレインボーモデルの汎用品を使用しました。

舷窓の切り替え

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

続いて、舷窓も切り替えます。
庇のモールドを削り取り、1.2mm径のドリル穴で開口したのち、フライホークの汎用パーツを取り付けました。

中央構造物にパーツを取り付けるときの注意

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

これは、中央構造物に取り付ける別パーツ群。

左右で共通になっているパーツと対称になっているパーツがあるので、取り付ける際には要注意です。

壁面パーツの水密扉や舷窓などの切り替えは取り付け前に

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

壁面パーツの水密扉や舷窓などの切り替えは、取り付け前に済ませておきました。
写真左側は後部艦橋と向かい合う形で配置されている後部壁面で、右側は電探室の全面下部のパーツです。

給気口カバーと垂直ラッタルの取り付け

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

ライオンロアの給気口カバーと垂直ラッタルを取り付け、まずはひと段落です。
細々としたパーツが多く、カバーも二枚構成となっているため、ここまでで丸一日半を要しました。

リニューアルキットでは高角砲増設砲座のパーツ群が複雑に

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

こちらは、中央構造物側面の高角砲増設砲座のパーツ群。

タミヤの従来キットでは、ここは甲板パーツと一体成型されていましたが、2011年にリニューアルされた現行キットでは、より複雑な構成となっております。

水密扉やラッタルをエッチングに切り替え

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

ここも、水密扉やラッタルなどをエッチングに切り替えました。
手すりはライオンロアの専用パーツですが、説明書のパーツ番号や取り付け指示には誤記載があまりにも多かったので、ほとんどのパーツが現物合わせとなりました。

1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】
1/350戦艦『大和』タミヤリニューアル版プレミアムキット:中央構造物基部(前編)【2022年】

中央構造物にも手すりの取り付けを完了しました。
概ね、ライオンロアのパーツで揃えていますが、機銃スポンソン周りにはフライホークのパーツを使用し、一段手摺りはポントスモデルの機銃座用エッチングを切り詰めて流用しました。

次回は、中央構造物製作の後編です。

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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