艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
今回は、シールド付き25mm三連装機銃の製作の様子をご紹介します。
キットのランナーパーツの様子
これは、キットのランナーパーツ全景で、タミヤのリニューアルキットは、Aタイプ~Dタイプまでの4種のシールド形状の違いが再現されています。
写真左から順に「Aタイプ」、「Bタイプ」、「Cタイプ」、「Dタイプ」の各シールドです。
前側から見る分には、A、B、Dタイプの差異はごく僅かですが、唯一Cタイプのみは、戦時急造型兵装特有の角ばった形状が目立ちます。
機銃のディテールアップにはインフィニモデルの「IMP-35032R1」をメインに使用
これらのシールド付き機銃のディテールアップには、インフィニモデルの「IMP-35032R1」をメインに使用しました。
このパーツは、エッチングの他に、銃身の俯仰軸となる真鍮削り出しパーツと挽物製銃身が封入された豪華なセットです。
インフィニモデルのエッチングパーツ全景。
内訳は、シールド前面の仕切りと手すり、観測窓のシャッターに加えて後部扉、天蓋の通風筒などです。
シールドにエッチングを取り付け
エッチングの取り付けを完了した、各タイプのシールド全景。(写真左からA~Dタイプ)
真鍮パーツの取り付けをおこなう
続いて、真鍮パーツの取り付けを行います。
写真左側が俯仰軸となるパーツで真鍮製の削り出し、右側が同じく真鍮挽物製の25mm機銃身です。
真鍮機銃身のクローズアップ。
100円玉と比較すると、パーツ精度が良くわかります。
これらの真鍮パーツは事前にラッカーシンナーに一晩ほど漬け置き、充分に脱脂を済ませてから使用しました。
銃身組み込みの様子。
まずは軸のパーツを差し込み、エッチングの仕切りを取り付けて、最後に銃身を差し込みました。
真鍮パーツの精度はプラパーツに対してかなりタイトでしたので、接着前には金属ヤスリで少し横幅を詰めています。