艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
前回に引き続き、中央構造物の基部の製作記の後編をご紹介します。
上段の高角砲スポンソンの取り付け

今回の製作では、九四式高射装置を社外パーツに交換するため、スポンソンに一体成型された基部環座と舷灯を予め削り取っておきました。

まずは上段の高角砲スポンソンの取り付けです。
キットのパーツは、内部にポリキャップを仕込めるように、上下分割構成になっている点が特徴です。

ですがこの構成は、上下の合わせ目を消すのに少々、苦労させられます。
これは合わせ目処理を終えた状態で、エッジや面をなるべく崩さずに形状を整えるには、慎重な作業が必要となります。

上段の高角砲スポンソンの取り付け状態。
この時点で、後部電探室の取り付けも完了しました。この施設も、水密扉や舷窓、モンキーラッタルなどを汎用パーツに切り替え済みです。
九四式高射装置の取り付け

続いては、冒頭で紹介した九四式高射装置の取り付けです。
私の場合、フルディテール作品のご依頼品や作例などでは、レインボーモデルの汎用パーツを使用することが多いのですが、大和型戦艦のシールド形状は少々特殊ですので、今回はYXモデルの専用パーツをご用意しました。

YXモデルのパーツは高精度3Dプリントパーツということで、ディテールは素晴らしい一方で、非常に脆いので注意が必要です。
下部のサポートもデザインナイフなどで不用意に切ろうとすると、前面ハッチの取っ手や測距儀カバーなどを破損しやすいので、エッチングソーで慎重に切り出しました。

YXモデルの九四式高射装置と基部環座&舷灯を取り付けた様子。
最高レベルのディテールですが、このパーツ、実は艦首側用が1基4,180円、艦尾側用が1基5,500円もする超高級品になります。
中央構造物の製作完了

前後計4基の高射装置を取り付けた中央構造物。
今回は、この高射装置の導入価格だけで19,360円もの予算が必要となりました。
あまりに高級なパーツとあって、取り扱いも終始緊張の連続でしたが、ディテール感の素晴らしさは他パーツの追随を許さない素晴らしいものです。

機銃射撃指揮装置と探照灯管制機のシールドは、ライオンロアのパーツでフルディテールで仕上げました。
機銃射撃指揮装置は、1基あたり4枚のエッチングを取り付けています。

これで、中央構造物基部の製作とディテールアップも、概ねひと段落しました。
現状ではプラと真鍮、3Dプリントパーツ等が混在して雑多な印象ですが、塗装後には纏まりが出てきます。