艦船模型製作代行のご依頼をいただき、タミヤの1/350戦艦「大和」を製作中です。
今回は、シールド付き25mm三連装機銃製作記の後編です。
機銃の俯仰軸と仕切り、銃身などの取り付けを完了
これは、機銃の俯仰軸と仕切り、銃身などの取り付けを完了した様子。
最終時の戦艦「大和」の搭載数は24基です。
ジャッキステーを取り付け
続いて、ジャッキステーを取り付けます。
この部分のエッチングはインフィニモデルパーツには付属していないので、ポントスモデルのスーパーディテールセットに付属のエッチングを使用しました。
一枚板として成形されているジャッキステーを、シールド外周部の径に合わせて曲げつつ――、
瞬間接着剤で取り付けます。
このとき、一カ所でも浮いている脚があるとかなり目立ってしまうので、必ず全ての脚を着地させるように神経を遣いました。
手すりを取り付けたら完了
最後に、前面部の手すりを取り付け、シールド25mm三連装機銃の製作は完了です。
Aタイプのシールド
Aタイプの機銃は計8基で、最上甲板より嵩上げされた環座に搭載します。
Bタイプのシールド
こちらはBタイプ。
最上甲板両脇の前端と後端に搭載するもので、昭和19年2~3月の改装の際に取り付けられたとされる機銃シールドです。
Cタイプのシールド
Cタイプのシールドは、昭和19年末から20年初めに追加されたもので、工程簡略化により、肩の部分が角ばった形状となっています。
Dタイプのシールド
Dタイプは航空作業甲板の両脇に配置されます。
A~Bタイプの機銃シールドとよく似ていますが、後部に水密扉が設けられている点が異なります。
24基のシールド付き25mm三連装機銃
これで24基のシールド付き25mm三連装機銃も無事に揃いました。
最終時の「大和」の対空兵装の製作は、次回がちょうど折り返し地点となります。