現在、業務の方が「艦船模型スペシャル」誌次号の作例製作の追い込み中のため、今回からは、久しぶりにプライベート製作の船舶模型の製作記をご紹介します。
今回ご紹介するのは、ドイツレベルの1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」です。
このキットは5年前の2017年に予約購入してスローペースで製作を開始していたのですが、4年半ほど前にいったん作業が頓挫し、この夏にようやくの再開となりました。
船体を仮組した様子
序盤の作業の様子は以前にもご紹介していたのですが、復習をかねて再掲載いたします。
これは船体を仮組した様子で、左右分割のフルハル船体にデッキパーツをはめ込む構成になっております。
船底を切り離す
これを海面付きの情景作品とすべく、船底の切り離しを行いました。
このような作業には超音波カッターが便利です。
吃水板はプラ板を張り付けたもので
船底にはプラ板を貼り付けて吃水板としました。
これはまだ荒削り(?)の状態で、パテ盛りやサンディングなどを繰り返しつつ、形状を整えます。
1/700としては船体が非常に大きいこともあり、吃水線はきっちり水平に出すよう心がけました。
コロンボエキスプレスとニミッツ級現用空母で大きさ比較
船体が非常に大きいと書きましたが、どれくらい大きいのか? と言われると、ニミッツ級の現用空母と遜色ないほどのサイズ感です。
破損したモールドを再生
キットはこの状態で4年半ほど眠っていたので、再開したときには船上のモールドが何ヵ所か破損していました。
この写真は再開直後に撮影したもので、破損したディテールをプラ材で再生している様子です。