今回は、プライベートで製作していた船舶模型、ドイツレベルの1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」の完成写真と製作記まとめをご紹介します。
1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」、右舷前方から
1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」、右舷前方からの全景。
キットはドイツレベル製で、ハセガワが輸入販売している製品です。
1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」、左舷側から
1/700コンテナ船「コロンボ エキスプレス」、左舷側からの見下ろしアングル。
このキットの初版は2009年で、当時の国内向けの商品名は「コロンボ エクスプレス」でした。
「コロンボ エキスプレス」に改められたのは2017年の再販の際です。
読み方のニュアンスの違いのみです。
2000年代のドイツレベルは「コロンボ エキスプレス」以外にも、クルーズ船の「クイーンメリー2」を1/700で発売するなど、軍用艦船以外の製品化も盛んで面白いラインナップが揃っていました。
フルハルモデルの吃水線下を切り取って洋上モデル化
キットはフルハルモデルでしたので、吃水線下を切り取って洋上モデル化し、5mm厚のアクリル板に自作した海面ベースを取り付けました。
船首付近のクローズアップ
船首付近のクローズアップ。
コンテナは、天蓋部分の合わせ目が目立つので溶きパテで埋め、不足しているスジ彫りをタガネで彫り直しました。
コンテナの塗色は実物の色合いを参考に
また、コンテナの塗色は市販の模型用塗料だけではイメージに合うものを揃えられなかったので、大半は実物の色合いを参考にMr.カラーの基本色から調色しました。
「どの色のコンテナを、どういうバランスでどのように配置するか?」
でも本当に難しかったのは、調色よりも「どの色のコンテナを、どういうバランスでどのように配置するか?」です。ネット上にアップされている同キットの完成写真をみると、見事なくらいに全員カラーバランスが違っていましたので「ここは自身のセンスの見せどころ!」と、気合いを入れて塗り分けました。
コンテナのロゴデカールはキット付属のもののほか、別売りデカールを使用
コンテナのロゴデカールには、キット付属のものに加えてホワイトエンサインの別売りデカールを使用しました。
2枚以上あれば安心ですが、この作品は1枚のみで仕上げています。
少し離れたところから望遠で撮影した様子
少し離れたところから望遠で撮影した様子。
実際、海上で目にするコンテナ船は、このような雰囲気に写ります。
製作開始から完成まで5年ほどを要しましたが、満足のいく仕上がりとなりました。
1/700としてはかなり大きな作品でもありますので、展示会などでの見映えも良さそうです。
1/700コンテナ船『コロンボ エキスプレス』製作記まとめ
以下は今回製作した1/700コンテナ船『コロンボ エキスプレス』製作記各記事へのリンク(目次)をまとめたものです。
船体
以下の記事では、洋上モデル化するための船底の切り離しをおこなっています。
また、製作途中のまま4年半ほど眠っている間に破損したディテールをプラ材で再生します。
ディテールアップと塗装
小物類の組み立てと塗装
コンテナの組み立て
コンテナパーツにタガネでスジ彫りを施します。
コンテナの塗り分け
以下の記事が、今回製作した1/700コンテナ船『コロンボエキスプレス』製作記事の最終回です。