艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700航空母艦「瑞鶴」のマリアナ沖海戦時を製作しています。
製作記の序盤は、艦載機から進めて参ります。
前回は「瑞鶴」製作に使用するキットと主要パーツ類をざっくりとご紹介しましたが、今回はグレートウォールホビーの艦載機キットの詳細をより掘り下げてご紹介します。

今回使用するのは全て後期型(品番L70003)
同社の「WW2日本海軍艦載機」には、前期型と後期型が存在しますが、今回使用するのは全て後期型(品番L70003)のものです。

写真はランナーパーツを全種並べたもので、上段左が「零戦52型」、右上が「艦上爆撃機 彗星」、左下が「艦上攻撃機 天山」、右下が「艦上偵察機 彩雲」です。

主脚&タイヤやプロペラなどはエッチングで再現されており、手間はかかりますが、仕上がりは非常にシャープです。

日の丸表示は白縁のないタイプとなります。
黄帯のデカールも付属しているのですが、識別帯の表現には向いていないので、そこのみ塗装で再現する予定です。

艦載機を製作する前に、まずは艦載機キットに含まれる各機を指定の編成に分別しなくてはいけません。
写真は分別を終えた状態で、ランナーパーツの左から「零戦52型」、「艦上爆撃機 彗星」、「艦上攻撃機 天山」の順になります。
零戦は合計16機を搭載を予定しているのですが、グレートウォールホビーのキットは、ひと箱あたりの零戦の入数が3機しかないため、合計6箱を必要としました。
ランナーパーツの脱脂

続いて、ランナーパーツの脱脂を行います。
この作業には例によって、ファインモールドの「ご機嫌クリーナー」を使用しました。
それなりにコストはかかってしまうのですが、作業性の良さと安心感から、海外キットの製作前には必ず活用しています。