奈良市の商業施設「サンタウンプラザすずらん館」の開業45周年の企画として、近鉄「高の原駅」周辺施設のジオラマ模型を製作中です。

今回は「高の原駅」製作記の後編です。まずは駅本体前に線路を処理していきます。この写真は処理前の様子で、ダークアースをベタ塗りしただけで味気ないので――

バラストが敷かれたザラついた質感を表現します。このスケールでは、パウダーや鉄道模型用のバラストはオーバーサイズ感が出やすいので、粗目のサンドペーパーを用意しました。

サンドペーパー表面を塗装して貼り付けた様子。キメが細かく、上からの接着も可能ですので、サンドペーパーは情景素材としても意外と便利です。(塗色はリノリウム色を使用しました)

続いて線路を処理していきます。この縮尺のレールは発売されておらず、スケール的に2本を均等な幅に並べるのは難しかったので、4mm厚のプラ平板の左右を黒塗りし、中央をバラストと同色に塗装したものを用意しました。

上記の線路を敷設した様子。平板の厚みが道床のイメージにも重なり、縮尺的にもちょうどよいボリューム感に仕上がりました。

同時に、鉄道車両も近鉄特急をイメージした塗色に塗り分けました。近鉄京都線で、よく見かける組み合わせです。

塗装を済ませた、高の原駅のホームと駅舎を設置した様子。植栽も入り、一気に華やかさが増しました。

駅や線路など、縮尺に応じた表現方法を考えて来た甲斐がありました。ところで、ちょっとした疑問なのですが、シュルツ社は1/500スケールの鉄道車両を製品化しているのに、なぜ、肝心の線路を発売していないのでしょう? せっかく列車があるのに、走るところがないのは不自然ですので、なんとかならなかったのかな? と思います(笑)


