艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
船体の製作の前に、まずは艦載機の製作から開始します。最初に取り掛かったのは、電子戦機「EA-6B プラウラー」で、計8機を製作しました。
必要なパーツをランナーから切り離した状態。クリアー成形のプラパーツはヒビが入りやすいので、慎重に作業しました。パーツ構成は主翼と水平尾翼が一体となった胴体に加え、垂直尾翼、脚パーツ×2、ジャミングポッド×2となっています。
脚パーツはエッチングに切り替えますが、後部の脚は胴体の一部と一体成形となっているため、脚部のみを切り離して接着し、段差をサンディングして落としておきました。
脚パーツは、ビッグブルーボーイのエッチングパーツ(品番70037)に交換します。このパーツは主に1970年代の米海軍機に適合し、11種類、60機分がセットされています。
写真左側が機首側、右側が後部の脚パーツ(組み立て前と組み立て後)。ビッグブルーボーイのエッチングは脚本体とタイヤ&ホイール、そして脚カバーまでが一体となっている点が特徴です。
また、機首側の脚は差し込み部分が大きく取られており、強度も確保されています。後部の脚はイモ付けとなりますが、こちらも脚カバーの基部が「のりしろ」の役割を果たしてくれるため、安定感のある取り付け状態となりました。
脚の取り付けを終えたら、ジャミングポッドと垂直尾翼を接着し、主要部は完成となります。塗装はのちほど、別の機体と同時に行う予定です。
次回は「S-3B バイキング」の組み立てとエッチング取り付けです。