「艦船模型スペシャル No75」掲載作例
2020年2月15日発売のモデルアート社出版「艦船模型スペシャル No75」掲載作例、1/700港湾ジオラマ「別府国際観光港」の紹介です。
今号の特集は「日本海軍 5500t軽巡洋艦」でしたが、私はモデルアート誌との締切のバッティングがあったため、連載記事「港湾ジオラマの世界へようこそ」のみを担当しました。
この号の掲載作品は、1/700フェリー「さんふらわあ8」を活用した「別府国際観光港(大分県)」です。
岸壁に接舷するフェリーには、マイクロエース1/700フェリー「さんふらわあ8」を使用。実際に大阪~別府間で運航されていた船とは異なる部分も多いですが、市販キットを使うことで手軽に完成させることができました。
港湾ジオラマ特有の製作技法を紹介
製作記事では、連載第一回の「船の科学館」掲載時に紹介した、「港湾ジオラマ製作の基本」に続くかたちで、岸壁のトレス方法や、建物をスクラッチする手法について、かんたんに解説しています。
ジオラマに組み込むにあたって「さんふらわあ8」も車両甲板を自作するなど、幾らか手を加えました。もともとは年少者向けのモーターライズキットですが、基本設計が良いのか? エッチングなどの相性も思った以上に良い製品です。
この作品は「さんふらわあ」の船内抽選会において、一等賞の「特等船室の往復ペアチケット」を引き当てたことから「旅の思い出作り」のために製作したものです。
製作時期は2017年頃ですが、このジオラマ内で再現している旅客ターミナルは数年後に新しいものに建て替えられ、現在では見られなくなりました。