艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
1/700対潜哨戒機「S-3B バイキング」に引き続いて製作する艦載機は、早期警戒機「E-2C ホークアイ」です。これはランナーパーツを(エッチング化予定のプロペラを除いて)全て切り離した様子。
まずは機体を裏返し、主翼下部のエンジンを取り付けました。このパーツには脚とタイヤが一体成型されているので、まずは主翼への接着を行い、続いて脚etcを切り取りました。(写真左が切り取り前、右が切り取り後です)
脚の切り取りを後回しにしている理由は、取り付け時のピンセットで掴むための持ち手として利用するためです。
エンジンの取り付けが終わったら機体を上向きに戻し、尾翼を取り付けて「士の字」にします。尾翼は左右1パーツに分割されており、僅かに角度を持たせる必要があることから、接着は慎重に行いました。
続いてはエッチングの取り付けです。脚周りに使用したのは、ビッグブルーボーイの品番「70039」のBパーツで、これは切り離し直後の「展開図」の状態です。
「EA-6B」や「S-3B」と同じく、この脚パーツは折り曲げを繰り返してダブルタイヤや脚カバーなどを一体で再現しています。この画像は折り曲げを終えた様子で、パーツ単体の切り離し後の画像と比較すると、かなりコンパクトになっていることが分かります。
機体下面に脚とタイヤを取り付けた様子。機首側の接着には、キットパーツの取付穴を活用しました。
エンジン下部の脚カバーは、脚本体と一体成型されているもののほかに、一カ所あたり2枚のエッチングがバラで用意されていたので、それらも取り付けました。「E-2C」は大型機だけあって、エッチングの取り付け数は他の機種よりかなり多めになっています。
レーダーのパーツもエッチングの取り付けに備え、下部のブラケットを切削しました。写真左側が加工前、右が加工後です。
エッチングのブラケットは、脚と同じくビッグブルーボーイのパーツを使用します。平板状のエッチングを4段階に曲げ、支柱を展開させて形にしました。
機体上面のエッチング取り付けも完了し、「E-2C」のディテールアップも概ね完了です。レーダーとプロペラは、塗装手順の関係で、このタイミングでは未接着としています。
艦載機の製作はまだまだ折り返し地点に達していませんので、引き続き集中して臨みたいと思います。