艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
艦載機の製作が概ね完了したので、今回からは甲板作業車の製作を数回に分けてご紹介します。使用したのは、ファイブスターモデルのスーパーディテールセットのエッチングで、これは2種付属しているフォークリフトの1種のパーツ全景です。
パーツ構成はタイヤも含めて計8枚になります。まずは上下に別れたキャビンをブロック単位で組み、マストとフォークを折り曲げて形にしました。
上記の各ブロックを接着し、タイヤを取り付けて完成です。直径1㎜程度のタイヤは3枚を重ねて厚みを出す構成となっており(4輪が独立していることも手伝って)安定して設置させるには、それなりのコツを要しました。
続いて、もう1種のフォークリフトも組んでいきます。これはパーツ全景で、マスト&フォークは共通となっています。
こちらは後輪が車体と一体成型になっており、車輪の別パーツは前輪のみです。説明書では運転席の取り付け指示が抜けていましたが、パーツは用意されていたので必要な箇所に取り付けました。
艦上消防車のP-25も、フルエッチングで用意されています。この車両はパーツ数は控え目ですが、少々無理のある構成になっていたので(フロント周りを中心に)一度分割して折り曲げつつ、再接着する要領で仕上げました。
こうして、複雑なフロント周りも上手く収まってくれました。この車両もタイヤが4輪独立しているため、3重に折り曲げつつ、車軸に接着しました。
今回の記事で仕上がった3車種、計6台の集合写真。塗料皿に並べたことで、各車両の精密感が良くわかります。
タイヤの接着部は極めて小さく、強度不足が心配されましたので、ゼリー状瞬間接着剤で仮止めしたのち、液状瞬間接着剤を流して補強しておきました。