「艦船模型スペシャル No79」連載記事作例
2021年2月15日発売のモデルアート社出版「艦船模型スペシャル No79」の連載記事「港湾ジオラマの世界へようこそ!」掲載の1/700港湾ジオラマ「大阪南港 天保山岸壁」の紹介です。
連載記事「港湾ジオラマの世界へようこそ!」は6回目の掲載ということで、大阪南港の天保山岸壁に停泊したキュナードラインのラグジュアリークルーズ船「クイーンメリー2」を紹介いたしました。
この作品は前回紹介の「三笠公園」と同様に、誌面掲載にあたって細部のリニューアルを行いました。
海面ベースをいちから作り直したほか、モデリウムの自動車や給水船、グレイキューブの巡視船など、3Dプリントパーツがワンポイントとして良い効果を出してくれたと思います。
クイーンメリー2の製作と港湾施設の自作工程
作品の主役でもある「クイーンメリー2」は、ドイツレベルのキットを使用。誌面においてはページの半数程度を割き、塗装手順やウォーターライン化の工程などを詳しく紹介しました。
建築物のプラ板自作の様子。これは、同港のランドマークでもある「天保山マーケットプレイス」の製作工程です。
標高4.5m「日本一低い山」という二つ名を持つ「天保山(てんぽうざん)」がそびえる天保山公園は、平面的ながらも高低差が面白いスポットでしたので、ゲート付近をプラ板積層で自作しました。
キュナードライン「クイーンメリー2」は、2011年3月に実際に大阪南港に寄港し、私も現地を訪れました。
ドイツレベルのキットは、バルコニー床面や手すりの塗り分けに苦労しますが、実船のイメージを非常に忠実に再現した魅力的な製品です。