広告 1/24「ポルシェ911 GT1」 カーモデル 製作記事

1/24「ポルシェ911 GT1」その5 インテリアパーツ塗り分け

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1/24「ポルシェ911 GT1」その5 インテリアパーツ塗り分け

ただいま、業務の方は「艦船模型スペシャルNo93」の作例製作と月刊モデルアートのページレイアウト確認が重なり、少々慌ただしくしております。そこで今後当面は、ストック記事のタミヤ1/24「ポルシェ911 GT1」製作記をご紹介しております。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

シャシーの基本部の塗り分けが終わったので、今回はインテリアの塗り分けを進めます。これは、ドライバーシート後方の隔壁と一体化されたフレームをマスキングしている様子で、タミヤのGT&プロトタイプカーの製作においては必要になることが多い工程のひとつです。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

塗り分けを終えた隔壁全景。「ポルシェ911GT1」の内装は黒と白の塗り分けが多く、僅かな吹き込みも許容してくれないので、慎重な作業が求められました。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

フロアのフレームとペダル類、車載消火器などの塗り分けの様子。これらはシャシーに取り付ける前の段階で個別に塗り分けました。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

ドアの内張りは、内張り本体とロールケージのクロスバーの2枚構成となっています。こうした部分の造形は「ポルシェならでは」といったところで、競技専用車両でも市販車なみの洗練度に仕上げてしまう同社らしい拘りぶりが伝わってきます。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

内装の主要なパネルの塗り分けが完了しました。詳細なディテールながらもパーツ数は少なめに抑えられていることがわかります。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

内装パーツを仮組みした様子。プライベーターにデリバリーされた「ポルシェ911GT1」は、外装の塗色に関わらず、内部色は白ベースで統一されていた模様ですので、塗り分けは概ねワークス仕様に従いました。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

別角度。こうして見ると、本当に「白い所が市販車」「黒いところが新設計」という実車のコンセプトが伺えて、本当に興味深いです。また「空冷&RR」の市販車を「水冷&MR」に無理なく組み替えている点も、ある意味「豪快な仕事も繊細にこなす」20世紀のレーシングカーならではの魅力といえる気がします。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

これはダッシュボードとステアリング&スイッチパネルのパーツ構成。これらも白と黒の塗り分けが多いので、塗装は組み立て前におこないました。

1/24「ポルシェ911 GT1」インテリアパーツ塗り分け

組み立て後のダッシュボード。ドライバーにフレッシュエアを導くフレキシブルダクトや多機能メーターを除くと、ほぼ市販車そのままといった構成が新鮮です。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

ル・マン24時間レースのGT1カテゴリーを彩った名車の中にあって、私が「ポルシェ911GT1」を好きな理由のひとつが、フロントセクションに市販車のスチールモノコックを流用している点にあります。
これほどのハイパフォーマンスカーでありながら、車内に市販車の面影を残しているあたり「市販車ベースを逸脱しないギリギリのセン」を狙ったGT1カーならではの魅力を感じさせます。

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  • 日時:未定
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館(予定)

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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