広告 1/24「ティレル022 ヤマハ」 カーモデル 製作記事

1/24 ティレル022 ヤマハ その4 ボディの下処理(後編)

2024年7月8日

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1/24 ティレル022 ヤマハ その4 ボディの下処理(後編)

2024年7月8日

カーモデルの製作代行品として製作していた、フィニッシャーズ 1/24「ティレル022 ヤマハ」トランスキットの製作記をご紹介しております。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

今回はボディの下処理の最終回ということで、最終的な表面処理をご紹介します。これは、前回の処理で黒サフを吹いたノーズ側面のクローズアップで、かなり荒れている様子がわかりますが、想定の範囲内でもあります。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

ひとまず、この黒サフが完全に落ちるまで400番程度のサンドペーパーで磨き込むことで巣穴を探しつつ、液状瞬間接着剤で再び埋めていきます。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

サイドポンツーンなどの平面部は、面出しも兼ねて板張りペーパー(ヤスリスティック)で整えます。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

概ね、黒サフを落とし切ったレジンボディ全景。この時点で残っている黒い点は巣穴ですので、順次、瞬着で埋めつつサンディングを繰り返しました。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

この時点で、ハセガワの1/24「ティレル021」のプラパーツとのフィッティングも徐々に進めます。これは、ハセガワキットのアンダートレイで、エンジン&ミッションともどもレジンボディと組み合わせます。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

レジンボディは収縮により、アンダートレイより少し小ぶりなのが難点となりましたが、それ以上に問題となったのは、021と022ではカウリング後端部の絞りの形状が全く異なっていた点でした。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

アンダートレイ側の立ち上がりとレジンボディのラインが合わないのはどうしようもないので、リアサスカバーは前部を切り詰めて斜めにレイアウトし、パネル本体を捩じることで最低限、不自然でない程度の流れを確保しました。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

このタイミングで、ようやくレジンボディもグレーサフを吹いて、最終的な表面処理のチェックに入ります。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

概ね、表面状態は整いましたが、まだ若干消えていない窪みや巣穴がありましたので、溶きパテを筆塗りし、乾燥後に入念にサンディングすることで表面を均しました。時間はかかりましたが、プラキットと並べてもさほど遜色のない表面状態を確保できたと思います。

1/24 ティレル022 ヤマハ ボディの下処理(後編)

本塗装には、フィニッシャーズの「ファンデーションホワイト」を吹きました。この塗料は隠ぺい力も高く、発色も美しい反面、結晶化しやすいので、使用前には必ず濾紙で濾してから使用するようにしています。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

「ティレル022」は「ティレル021」のジオメトリーを流用して設計されたということになっていますが、1/24でパーツ同士を比較したところ「思ったほど共通していないのでは??」と気になり始めたのはこの頃でした。次回は【悪い予感の決定打】となった、フロントサスの修正過程をご紹介します。

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  • 開催場所:大阪南港ATC ITM棟 10F Salon@「チームKen-1 & 鳶色の会」
  • 公式サイトURL: https://modefesosaka.wixsite.com/modefes

常設展示情報

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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