プライベート作品として製作していた、海道塾の3Dプリントキット、1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」の完成写真のご紹介です。
海道塾 1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」、真正面からのカット。海面ベース付きのジオラマ仕立てとしたことで、正面からの望遠カットが非常に見応えのある仕上がりとなりました。
海道塾 1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」、右舷船首からの全景。実船は、大阪南港と鹿児島志布志港を結び長距離カーフェリーで、内航フェリーとしては比較的、標準的な船容をしています。
左舷からローアングルで捉えたカット。車両の搭載ランプは左舷側に集中しており、右舷側と比較してメリハリの効いた造形が見て取れます。
右舷艦尾側からの見下ろしアングル。同船を運航する株式会社「商船三井さんふらわあ」では、このアングルで捉えた姉妹船「さんふらわあ さつま」をパンフレットやポスターに使用しており、馴染み深いカットです。
真横からの全景。キットは、船体を一体で出力した3Dプリント樹脂モデルで、ランプや煙突、マストなどは別パーツとして用意されています。通風筒やウインチなどの小物に加え、ラッタルなども付属した充実のパーツ構成となっており、表示類も付属のデカールで再現可能です。
製作面では、サポート落としと積層痕の処理が必要になるものの、その他は通常のレジンキットと同様です。接着には瞬間接着剤を使用し、塗装の際の下地にはプライマー入りのサーフェイサーを使用しました。
製作にあたって手を加えたところはほとんどありませんが、太陽マークと窓はデカール表現から塗装処理に変更し、インフィニモデルの汎用の手すりエッチングパーツを取り付け、メタルリギングによる揚旗索を追加しています。
また、海面表現として、ベース塗装の後にリキテックスのメディウムを数種盛りつけ、白波はマグネシウム粉末とボカし塗装にて再現しました。
左舷船尾側からの全景。フル3Dプリントキットの製作は人生初の経験でしたが、キットの品質が非常に高かったこともあり、満足のいく仕上がりとなりました。素晴らしいキットを発売してくれた海道塾さんに感謝です。
これまで、多数の船舶模型キットを製作して参りましたが、現用の内航フェリーとしては初の完成となりました。来年は、同じく海道塾から新発売となった「さんふらわあ くれない むらさき」の製作を予定しておりますので、そのさいにはSNSやブログの方で、製作レポートを掲載したいと思います。