艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700重巡洋艦「スターリングラード」を製作中です。
デッキ上の装備品に引き続き、今回は上部構造物への各装備品の取り付けと、クレーンの組み立てなどをご紹介します。これは救命筏のレジンパーツで、資料の塗り分けを参考にイエローのラインを入れました。
救命筏の取り付け後の様子。取り付け場所は主に資料側を参考にしておりますが、入数と(キット側の)フロア構成の相違から、多少アレンジした配置としました。
これは後部艦橋両舷に備わる大型クレーンの組み立ての様子。レジンパーツ×3点とエッチング×7枚という豪華な構成になっています。
いっぽう、こちらは2パーツ構成の小型クレーンで、第一主砲塔の左右両舷に取り付けます。
他に、組み立てが必要な装備品には、主砲射撃指揮装置&測距儀(右下)とレーダー(右上)があります。レーダーは、軸のパーツが欠損していたので、プラ丸棒で作り直しました、
各パーツを資料に従って塗り分けた様子。クレーンやレーダー、管制装置は外舷迷彩色1とし、第一、第二煙突間のレーダーのブルワーク&管制装置の環座などは外舷迷彩色4で仕上げました。
小型クレーンや管制装置、レーダーなどを取り付けた前甲板~第1煙突にかけてのクローズアップ。
そしてこちらは、第1煙突から3番主砲塔にかけてのクローズアップ。このアングルだと大型クレーンの所在がほとんど見えなくなってしまうあたりに、迷彩効果の大きさを実感させられます。
兵装やレーダーはほとんど社外品を使う予定ですので、忙しくなるのはむしろここからです。次回はそれらの製作の前段階として、前後マストの製作をご紹介します。