艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700戦艦「大和」【就役時】の製作を開始しました。今回は製作記の第一回として、使用キットと主要パーツをご紹介します。

前回ご紹介した最終時に引き続き、使用するのはピットロードのキットです。今回もフルハル仕様で、就役時として製作します。

ディテールアップのメインに使用するのはピットロードの純正ディテールアップパーツです。このセットはエッチングパーツだけでなく、木製甲板と真鍮砲身が含まれた豪華な内容になっています。

船体のディテールアップとして、今回はお客さまよりファインモールドの舷外電路セットの仕様をご用命いただきました。昔からあるパーツですが、ファインモールド製だけあって、信頼性の高いエッチングです。

続いてマストですが、今回はバンカースタジオの3Dプリントパーツを使用します。以前は最終時用の真鍮マストを加工したりしていましたが、バンカーのパーツには就役時の仕様もラインナップされています。

錨鎖も同じくバンカースタジオのパーツです。3Dプリント出力品だけあって、金属チェーンでは不可能なスタッドが再現されている点が特長です。

ボラードは、例によってアドラーズネストの真鍮挽物パーツに切り替えます。大和用のボラードはA、B、C(重巡共用)に別れているので、3種全てを揃えました。

高角砲の砲身も、アドラーズネストの真鍮挽物パーツに交換します。就役時の大和はシールド付き高角砲のみですので、品番ANN-035のパーツを使用しました。

また、艦載機のプロペラ&スピナーにもアドラーズのパーツを使用します。この製品は真鍮挽物&エッチングによる豪華なパーツ構成となっており、個人的にもお気に入りの逸品です。

その他の武装もファインモールドのナノ・ドレッドシリーズのパーツを多用します。これは、13mm機銃とアンカー&菊花紋章の各セット。

そして、探照灯や双眼鏡にもナノ・ドレッドパーツを使用します。写真には写っていませんが、WA9「カッターボートセット」もご用意しました。

最後に飾り脚のご紹介です。今回もフルハルモデルとして製作をご依頼頂いておりますので、アドラーズネストの飾り脚を使用し、アクリルケースの台座に固定します。

これはあくまで偶然ではあるのですが、ピットロードの1/700戦艦「大和」のフルハルモデル製作が2連続となりました。
今年は他にもポントスモデルの1/700大和、タミヤの1/350大和の製作代行が控えているので、久しぶりに「大和製作の当たり年」が来ているように思います。