艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

今回は艦載機の製作記として、零式観測機の製作の様子をご紹介します。キットパーツは例によってエッチングてんこ盛りで構成されており、2機分の製作に必要なエッチングの数は写真の通りです。

まずは、期待を「士の字」に組むのに必要なパーツを切り出しました。上翼&下翼、垂直尾翼は「ひらき」になったエッチングを折り畳んで厚みを持たせる構成です。

胴体には、プロペラやエンジンの取付穴は開口されていないので、1.2mm径と0.5mm径のドリルで軽くさらいました。

胴体に下翼と水平&垂直尾翼を取り付けた状態。翼間支柱と筋交いはそれぞれ別パーツとなっており、支柱にはピトー管までが再現されています。

上翼を接着し、フロート&支柱を接着した様子。サブフロートは非常に細かいので(ピンセットで持つ際に)うっかり飛ばしてしまわないように細心の注意を払いました。

全体像。風防とエンジンもエッチングです。細かな支柱は写真に撮り損ねてしまいましたが、上翼やメインフロートにもサブの支柱を複数、接着しました。塗装後にはどんな感じに仕上がるのか? 楽しみです。

最近では、1/700でも艦載機にエッチングを付ける場面が多くなってきていますが、翼までエッチングというのはかなり珍しいのではないのでしょうか? プロペラはスピナーに挽物パーツが用意されているので、塗装の段階で個別に塗り分け、接着する予定です。