船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

船体の製作記の第4回は、艦尾周りの作業前編です。ポントスキットは滑り止めパターンと運搬軌条が全て大判エッチングで用意されているため、まずはそれらを取り付けました。

エッチング取り付け後の様子。飛行機格納庫周りは後ほど処理します。

先に取り付けるのは、前回の製作記で抜けていたボートダビット。1本の真鍮挽物パーツと2枚のエッチングで組み立てます。

ダビット取り付け後の様子。ここまで随分、時間がかかりましたが、ようやく大型艦の舷側らしいディテール感に仕上がって参りました。

このタイミングで、航空作業甲板を取り付けます。ここも表面のディテールは大判エッチングで表現しますが、まずは両脇の支柱とハンギングクレーンを処理します。

航空作業甲板両脇の支柱とクレーンのパーツ全景(片側)。これ以外にも、細かい三角補強板を50枚ほど取り付けます。

支柱とクレーン、ラッタル&踊り場などを取り付けた様子。支柱の幅とプラパーツ側のクリアランスに問題があり(←合わないという以前のレベル)、説明書通りにはどうしても組めなかったので、取り付け方法を少しアレンジして対策しました。見た目には、ほとんど不自然な点はないと思います。

ここまで来ると、ありえないくらいレベルで大量に用意されていたエッチングや真鍮挽物パーツが相当に減っていて驚かされます。これで船体側面のディテール追加はほぼ完了したので、次は艦首尾の平面部のディテール追加に進みます。