艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作していた、1/350原子力潜水艦「トゥーラ デリフィン デルタIV型」が完成しました。今回は完成写真をご紹介します。
1/350原潜「トゥーラ デリフィン デルタIV型」全景写真

1/350原子力潜水艦「トゥーラ デリフィン デルタIV型」、左舷前方からの全景。ズベズダの1/350キットを使用し、フルハル仕様のミュージアムモデルとして完成させました。

1/350原子力潜水艦「トゥーラ デリフィン デルタIV型」、右舷艦尾側からの見下ろしアングル。お客さまからは塗装資料と実艦写真を多数提供いただき、なるべく忠実な仕上げを目指しました。

右舷艦首からのローアングル。船底色は資料に従い、艦首パネルの色合いの違いを再現。船体全体に軽いウェザリングを施して使用感のあるイメージにして仕上げました。

表面モールドはホワイト系の逆スミ入れで際立たせ、アクリルベースはお客さまのご要望に合わせてブラウン色としました。このアングルで見ると、長大な船体と並列に配置されたスクリューが非常に魅力的です。
1/350原潜「トゥーラ デリフィン デルタIV型」詳細写真

艦首周りのクローズアップ。船体のパーツ構成はかなり複雑なものとなっており、合わせ目が各所に出ましたので全て埋めました、また、合わせ目処理の過程で消えてしまった垂直発射管ハッチ側面のパネルラインや、艦尾付近の注排水孔などはタガネで彫り直しています。

セイルのクローズアップ。潜望鏡の塗り分けは、キットの塗装指示と資料にかなりの差異があったので、資料側に合わせました。また、指揮所前面のウインドスクリーンは透明プラ板で自作しなおし、実艦に近いイメージとしています。

別アングル。船体側面のホワイトラインは塗装表現です。ウェザリングは吃水線上と吃水線下でカラーを使い分け、船体上部には白系、下部には黒系を使用して退色感を演出しました。

艦中央部の様子。デッキのモールドはかなり細かく、白系のウェザリングカラーによる逆スミ入れが効果を発揮してくれています。

艦尾付近の様子。キャプスタンやボラード周りに軽く錆表現を施した一方で、スクリューや潜望鏡などは敢えて艶を残し、金属感が引き立つ仕上げとしました。
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当作品の製作代金は、ズベズダモデルのキットをお持ち込みいただき、オーダーメイドケースやスタンドなどを当工房にてご用意させていただいた上で計100,000円(送料込み)にて承りました。同様の作品製作をご希望の方は、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

作品は特集アクリルケースに収め、埃の付着や破損などにも安心の仕上げとしております。1/350の大型潜水艦モデルの製作をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

1/350スケールの潜水艦のフルハルモデルは模型映え抜群! 世界中の代表的な潜水艦を並べてコレクションすれば、きっと楽しいだろうな~! と、個人的に想像しています。
ズベズダのデルタIV型は少々クセのあるキットでしたが、モールドは繊細でシルエットも美しく、多くの方にオススメです。製作記を最後までご覧いただき、ありがとうございました。