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1/700重巡洋艦スターリングラード その8 迷彩塗装3 船体前編

2024年11月21日

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1/700重巡洋艦スターリングラード その8 迷彩塗装3 船体前編

2024年11月21日

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700重巡洋艦「スターリングラード」を製作中です。

煙突と艦橋の次は、船体舷側の迷彩塗装に進みますが、その前に上部構造物の水平面にNATOブラウンとブリリアントオレンジを混ぜた鉄甲板色を吹きました。

続いて、デッキ色を吹いた部分をマスキング。ここから船体塗装を開始します。

舷側の迷彩塗装は、煙突&艦橋と同様に合計4色の塗り分けになります。どの色から重ねていくか? については相当悩みましたが、面積が大きく、比較的、直線的なラインが多い外舷迷彩色1(マイカブルーベース)を最初に吹きました。

続いて、外舷迷彩色1を塗り残す箇所をマスキングしていきますが、いきなり開始すると(色の違いから)バランスの確認が難しくなるので、まずは外側のラインを囲むようにテープを貼り――

しっかり形状を把握してから、内側をマスキングします。艦尾側面にも外舷迷彩色1の雲形模様があるのですが(模様の一部がフェードアウトする関係で)先にマスキングするのが難しかったので、後回しとしました。

次に重ねたのは、外舷迷彩色1に続いて塗装面積の大きい面積が大きい外舷迷彩色4(マイカシルバー)です。写真はマイカシルバー塗装後のマスキング状況で、この段階で艦尾左右の雲形模様の塗り分けも開始しました。

続いて艦尾両舷に(最初の工程で後回しにした)外舷迷彩色1をもう一度重ねて雲形模様を追加し、更に外舷迷彩色2(パールライトブルーベース)を塗り重ねるためのマスキングテープを貼り重ねます。

舷側の迷彩色は概ね左右対称ですが、艦首の外舷迷彩色2のラインは左右対称となっているので、資料に従って処理しました。また、艦尾にも外舷迷彩色3(ラバーブラック)のラインが左右非対称で入るので、のちほど処理しています。

迷彩塗装前編の最終段階として(外舷迷彩色1で描いた弧の字ラインの外側に割り込む)外舷迷彩色3を塗り重ねました。船体舷側にはまだまだ細かい模様が入りますので、それらの塗り分けは次回の製作記にてご紹介します。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

今回も迷彩資料に幻惑されつつ、細かな修正を繰り返しながら進めてここまで来ました。次回は、船体舷側の迷彩塗装の後編となりますが、その前に明日はCHERRY&ANCHORへの入荷情報をお知らせします。

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メディア掲載情報

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  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo94」に、1/700給兵艦「樫野」作例記事掲載中
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
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展示会出展情報

「奈良模型愛好会 春展2025」

  • 日時:未定
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館(予定)

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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