今後のスケジュールについてのお知らせ
今月下旬に入って急な展開がありまして、先週から(艦スぺ誌以外の)メディア関係のお仕事を開始しております。
「スターリングラード」につきましては、このまま完成まで進めて参りますが、その後は製作代行ご依頼品の製作記は(一時的に)保留としまして、ストック記事の連載に移る予定です。
また、少し前からCHERRY&ANCHOR の改装&決済方法拡充などの準備を進めていることもあり、今月末から来月にかけては膨大な事務作業に追われる見込みとなりました。
このような次第ですが、艦船模型製作代行のお客さまのバックオーダーにつきましては、スケジュールが確保でき次第、順次進めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お客さまにはお待たせしましてまことに恐れ入りますが、なにぶん、一人で複数の業務を同時進行しておりますもので、ご理解いただけましたら幸いです。
以下、「スターリングラード」の製作記に戻ります
前回までの塗り分け工程を終えた様子。ここまででも既に「メジャー 32/33」クラスの高難易度&作業量ですが、スターリングラードでは更に小さな模様を描き加えていきます。
これは、艦首の主砲塔側面に描く三角模様をマスキングしている様子。この模様も、横方向の塗り分けラインと一致する箇所があれば、これまでの作業途中にもマスキング工程を挟むことができたのですが(全てのラインが独立していることもあって)最後に回しました。
今回使用している迷彩色の中では、パールライトブルーベースの外舷色2が最も隠ぺい力が低いうえに、塗った瞬間からパールの粒子が分離する特性があり、薄塗りを10回程度繰り返さないと上手く発色してくれないなど、少々苦労が続いています。
(*薄塗りを繰り返すことでザラつきが出るので、途中で1200番のトレカットで何度か中研ぎを入れつつ滑らかに仕上げています)
外舷迷彩色2の反対側には、外舷迷彩色3(ラバーブラック)の三角模様が入りますが、最初の三角とは底辺の位置と塗装面積が異なるので、間違わないように気を付けました。
また、船体中央付近にも外舷迷彩色3のラインが入るので、同時にマスキングを済ませました。
また、艦尾にも同色の塗り分けがあるのですが、ここのみ左右非対称となっているので、資料通りに仕上げました。
外舷迷彩色3の塗り分けを終え、全てのマスキングを剥がした様子。なんともアーティスティックな仕上がりです。
これで、船体舷側の塗り分けも無事終了。主砲塔と副砲塔の塗り分けも終わっているので、残すは上部構造物の基部側面のみです。
苦労した迷彩塗装も、これで7割程度が完了しました。次回は最後に残した最難関ともいえる、上部構造物基部側面の迷彩塗装を仕上げて参ります。