艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700重巡洋艦「スターリングラード」を製作中です。
長きに渡ったコンブリック1/700重巡洋艦「スターリングラード」製作記は、今回が最終回となります。これは、概ね全てのパーツを取り付けを完了したタイミングでUVカット艶消しクリアーを全体にコーティングした様子です。
マイカ系の塗色が多かったので、クリアーに含まれる溶剤が塗膜に影響を与えないか? 少し心配ではあったのですが……
クリアー塗装から一晩おいたところ、外舷迷彩色4(マイカブルー)の塗膜の一部が侵されてしまい、下地の外舷迷彩色1(マイカブルー)の染み出しが生じてしまいました。
幸い、目立つトラブルは右舷中央部の一箇所のみでしたので、ここはマイカシルバーを上塗りして補修しておきました。
無事修復が完了した塗装面。煙突上部に取り付けたホイップアンテナは、0.3mm径の真鍮線による自作です。
艦首周りのアンテナの配置。アンテナの位置は、キットの説明書に掲載された図面に従いました。
艦尾のアンテナも、図面に従った配置としました。(塗色は艶消しブラックで統一しています)
最終段階として、空中線の取り付けもおこないました。使用したのは、普段から最も良く使用しているモデルカステンの「メタルリギング 0.1号」です。
空中線の配置は、キット付属の図面や資料を参考にしました。その際、測距儀やレーダーなどの回転半径を避けるようにレイアウトしています。
最後に旗の取り付けですが、キットには付属していないので、ソビエト連邦海軍旗のパターンをレーザープリンターで印刷して掲揚しました。あとは特注アクリルケースの台座にネジ止めすれば、1/700重巡洋艦(計画艦)「スターリングラード」の完成です。
当初の予想よりも製作時間を要した「スターリングラード」ですが、ここに無事完成となりました。次回は完成写真をご紹介しますので、ぜひご覧ください。