艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700装甲艦(ポケット戦艦)「アドミラル・グラーフシュペー」を製作中です。
武装の製作は、全3回に分けてご紹介しております。2回目の今回は、副砲の「15 cm/55 (5.9″) SK C/28」で、計8基を製作します。
砲身は、シップヤードワークスのディテールアップセットに付属している真鍮挽物砲身を使用します。主砲身やその他の砲身と同様に、このパーツはラッカーシンナーに一晩漬け置いて脱脂してから組みました。
プラパーツの砲身を(基部のみを残して)切り取り、0.4mmの取付穴を開けてから瞬間接着剤で固定します。
シールド側は、前面のシャッターのモールドを落とし、エッチングパーツに切り替えました。
シールドおよび砲身のディテールアップを完了した15cm単装砲。この砲のサイズ感&形状からは、現用艦の速射砲をイメージさせられます。
続いては、ドイツ艦の装備として馴染み深い連装砲「10.5 cm/65 (4.1″) SK C/33」です。シップヤードワークスのパーツは、レジンの砲架と真鍮砲身という構成で、表面のリベットなども繊細に表現されています。
説明書にはレジンパーツの取り付け指示が一部、抜けていたのですが、パーツ数が少ないこともあってスムーズに組み上がりました。キットパーツ(左側)と比較すると、ディテールアップ効果の高さが良く理解できます。
製作数は計3基。幸い、レジンパーツの成形状態も良く、仕上がりのレベルと綺麗に揃えることができました。
10.5cm連装砲は、今回使用したシップヤードワークスのパーツ群でも出色の仕上がりで、大きなやり甲斐を感じました。武装製作の最終回として、次回は3.7cm連装&20mm単装機関砲の製作をご紹介します。