「モデラーズフェスティバル 2024」参加のお知らせ
「アドミラル・グラーフシュペー」製作記事の連載中ですが、その前に11月2~3日に大阪南港ATCで開催予定のモデフェス参加の告知からのお知らせです。(シュペーの記事は後半に掲載しております)
開催概要は、以下の通りです。今回は「鳶色の会」会員として、作品を出展いたします。
- 日時:11月2日(11:30~17:00)、3日(10:00~16:00)
- 開催場所:大阪南港ATC ITM棟 10F Salon@「チームKen-1 & 鳶色の会」
- 公式サイトURL: https://modefesosaka.wixsite.com/modefes
「モデラーズフェスティバル 2024」出展予定作品
海運の要衝、大阪港に隣接する施設での展示会ということで、今回は以下の商船作品を出展します。
(スペースの都合上、2点ぶんのスペースで計3作品を入れ替えにて展示いたします)
●海道塾 1/700フェリー「さんふらわ きりしま」【新作】
モデフェスの会場のすぐ近くの「さんふらわターミナル」から発着する大型長距離フェリー。海道塾の光造形3Dプリントキットを仕上げたもので、今回が初出展の新作です。
●ドイツレベル 1/700コンテナ船「コロンボエキスプレス」
もともとフルハルモデルだったドイツレベルのキットを洋上モデル化した作品。実船が非常に巨大なため(1/700とはいえ)1/350の軽巡くらいのボリューム感があります。
●1/700港湾ジオラマ「クイーンメリー2 大阪南港天保山岸壁」
モデフェス会場から少し離れた天保山岸壁にキュナードライン「クイーンメリー2」が寄港した時の様子を再現したジオラマ作品。プラ板スクラッチによる建築物や、岸壁に集合した観光バスなどが見所です。
モデフェスは関西を中心に、多くのモデラーの作品が多数並ぶ模型ファン注目のイベント! 海上にお越しの方は、ぜひITM棟10F Salon@「チームKen-1 & 鳶色の会」の卓にお立ち寄りください。
1/700 装甲艦「アドミラル・グラーフシュペー」 迷彩塗装2
艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700装甲艦(ポケット戦艦)「アドミラル・グラーフシュペー」を製作中です。
今回は迷彩塗装の工程紹介の2回目です。前回お伝えした構造物側面の塗り分けですが、これだけ側面ディテールが細かいとマスキングするのは不可能なので、リターダーを足した塗料で筆塗りしました。手順としては最初に外側のラインを描きこみ、続いて内側を埋めていく要領になります。
塗装完了後の様子。ジャッキステーやモンキーラッタルの内側もしっかりと塗り込みつつ、ムラなく仕上げるのは至難の業です。
手摺りやボックス類、探照灯の環座などは個別に塗装したものを後付けしました。最終的にはもう一段階タッチアップを進め、仕上がりの洗練度を上げていく予定です。
煙突は308グレーをと2軍艦色2の組み合わせですが、上部構造物の一部にはMr.カラー60「RLM02グレー」の唐草状の迷彩も加わります。これらも、接着前にブロック単位で筆塗りしました。
後部艦橋とカタパルトも塗装を済ませ、手すりやラッタル、ボックス類などを接着しました。ホーサーリールは、シップヤードワークスのディテールアップセットのものですが「ケーブルはエッチングを重ねて使え」という説明書の指示には無理があったので、プラ丸棒で自作したものに切り替えています。
後部艦橋を取り付け、前部艦橋基部にも手すりやラッタル、ボートクラッチなどを取り付けました。甲板外周部の手すりも取り付けを完了し、徐々にディテールアップ感が出てきたように思います。
煙突と高射装置を取り付け、上部構造物もそれなりに出来上がってきました。次回は甲板上の小物類の取り付けと、前部艦橋の塗り分けの様子をご紹介します。
KAGEROの資料は、基本的に正面、背面、側面、上面の4枚のみなので、見えない箇所については(不自然にならない程度に)推定で仕上げました。エッチング多数の構造物側面に雲形の模様を描き入れるのはなかなかに難しい作業ですが、クッキリした塗り分けを目指しつつ、引き続き頑張りたいと思います。