1/700戦艦「扶桑」製作記の途中ですが、今回と次回は「第3師団 創立63周年・千僧駐屯地 創設73周年記念行事」のレポートをご紹介します。
招待者駐車場は、陸自の訓練場
「千僧駐屯地(せんぞちゅうとんち)」は兵庫県伊丹市に所在し「第3師団司令部」等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地です。今回は私の地本協力者枠ではなく、妻の防衛モニター枠での参加となり(駐車場に指定されている)「久代訓練場(くしろくんれんじょう)」に直接、愛車で乗りつけました。
「久代訓練場」からは、自衛隊のバスで「千僧駐屯地」まで移動します。訓練場から駐屯地まではそこその距離があり(このタイミングで振り出した雨の影響もあってか?)少し遅れをきたしましたが、受付も当初の予定より延長されていたため、無事に会場にアクセスできました。
風雨の中、挙行された記念行事
招待者の客席に入るころには雨も本降りとなり、参加者には雨合羽が支給されました。部隊の紹介や来賓の挨拶、祝電披露などが予定通りにおこなわれ、いよいよ記念行事の開始です。
第3師団は昨年度末の部隊改変に伴い、新たな体制となりました。現在の編成、装備での観閲行進は、今回が最初になります。
これは観閲行進に先立って挙行された「第3特殊武器防護隊」による、生物化学兵器の除染の実演です。車両はNBC偵察車で、原因物質の検知・識別と除染区域の特定がおこなわれ、周囲を経過しつつの除染作業などの一連の流れが紹介されました。
千僧駐屯地内外の部隊による観閲行進
行進曲「大空」を演奏しながら最初に入場したのは第3音楽隊。曲目が「第3師団歌」に変わり、演奏近畿二府四県の旗が入場したあとは「陸軍分列行進曲」の演奏がはじまり、徒歩行進の列が続きました。
観閲飛行は、第3飛行隊の「UH1」が4機、「AH1」が1機の計5機が参加。そのうち、1機の「UH1」は訓練展示にも参戦しました。
高機動車の更新の様子。高機動車はバリエーションが多く、今回の観閲行進では重迫牽引車や近SAMなどの姿も見られました。
軽装甲機動車も様々な携行武器を装備した隊員が乗車し、装備品のバラエティが豊富に揃っています。
今津駐屯地にて、令和5年3月に新設された「第3偵察戦闘大隊」からは「87式偵察警戒車」に加え――、
計4輛の「16式機動戦闘車」が参加。この車両は1週間前の「静岡ホビーショー」においても存分に観察したばかりでしたが、スピード感のある走行シーンが「74式戦車」とは違った魅力を醸し出していました。
事前の予報では、天気はギリギリ持ちそうとのことでしたので、当日は暑さと日焼け対策を充分に整えておいたのですが、観閲行進が始まる頃には雨具が役に立たないレベルの風雨に祟られました(汗)
すし詰めの客席で傘も使えない中、息子の忍耐が限界を迎えてリタイヤ(←妻も付き添いのために同時リタイヤ)結果、私のみ客席に残り、震えながらも訓練展示の様子を収めましたので、次回もぜひご覧ください。