艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/350航空母艦「赤城」を製作中です。

今回は九式艦上爆撃機の塗装工程をご紹介します。ハセガワの艦載機キットはクリアー成形ですので、まずはいつものように透け止め&プライマー処理として、ガイアノーツの「サーフェイサーエヴォ ブラック」を全体に吹きました。

続いて、下面色のMr.カラー35「明灰白色」を吹きますが、発色を揃えるために、上面にもムラなく色を載せておきました。

続いて上面色の塗装に移りますが、下面はゾルでマスキングしておくとスムーズです。ここでは、グッドスマイルの「マスクゾル」を使用しました。

上面色は、Mr.カラー124「暗緑色(三菱系)」を使用。14番の暗緑色より彩度が高く、1/350スケールのミュージアムモデルには良く合う塗色です。

デカールは零戦より若干、枚数が多めです。貼る順番はモデラーによってかなりの違いがありそうですが、私の場合は(各マークの位置決めも兼ねて)日の丸を最初に処理しています。

胴体の赤帯や脚カバーの警戒線などは、そのままではデカールが上手く巻き込んでくれませんので、台紙から剥がしたらマークソフターを水で薄めたものに5秒ほど漬け、再び台紙に戻して(再び糊を付けて)から、貼っていくと上手くいきます。
ソフター水溶液に漬け過ぎるとデカールを傷め、漬け方が足りないと上手く貼れないのでリズム感が求められますが、このテンポを一度おぼえておくと、作業は非常にスムーズです。

デカール貼りを全て終えたら、例によって蒸し綿棒できっちりと圧着し、艶消しクリアーでコーティングして仕上げます。プロペラの軸には、0.2mm径の真鍮線を使用しました。

プロペラは、零戦と同じくハセガワの赤城用ディテールアップパーツ「ベーシックC」のエッチングパーツを使用しました。裏側は「サーフェイサーエヴォ ブラック」表側は「EXシルバー」、警戒線はMr.カラーの「シャインレッド」の筆塗りです。

これで、ミッドウェー第一次攻撃隊の九九式艦上爆撃機×18機が揃いました。数が多いので、仕上がりのレベルを整えるのに苦労します。

零式艦上戦闘機21型も含めて、27機の攻撃隊。明灰白色と暗緑色のコントラストも美しく、見ごたえのある仕上がりです。

攻撃隊をフルに再現した空母モデルの製作は、先に艦載機を仕上げておくと、あとがラクになります(笑)。前回のフジミ1/350航空母艦「翔鶴」の製作時は(艦載機セットの入荷時期が遅れたため)、艦載機製作が最後のターンとなってしまったのですが、今回は早めに終えることができて、ひと安心です。


