歴史群像シリーズ「帝国海軍の礎 八八艦隊計画」掲載作例
2011年7月29日発売の学研パブリッシング出版、歴史群像シリーズ「帝国海軍の礎 八八艦隊計画」掲載作例、1/700巡洋戦艦「天城」一本煙突の紹介です。
大正9年9月10日製図の巡洋戦艦「天城」完成公式図に記載されている一本煙突を持つ天城を再現するため、煙突をプラ材の削り出しにて製作、同図面内に併記されている観測気球も同様にスクラッチしました。
作例はフジミキットをベースに製作したもので、本書の見開きページと99ページに、当模型写真を合計5枚を採用頂きました。
煙突および観測気球の公式図面は、兵器研究家の国本康文氏より提供いただきました。
集合煙突と観測気球の工程画像
集合煙突は、プラ角棒を組み合わせて表面をパテで整えました。側面から撮影した写真を何度も図面と重ねつつ、微調整を繰り返して完成状態としています。
観測気球はエポキシパテで製作しました。これも、図面や写真と照合しつつの製作となりましたが、なんともかわいらしい造形で、作品の中での良いアクセントになりました。
100作以上を掲載してきた艦船模型誌作例の第一弾は、意外にも(?)学研「歴史群像」でした。
この「天城」は、もともと国本康文氏が出版されている資料本に掲載いただく目的で製作したものでしたが、学研側の特集と上手くマッチングしたことから全国誌へのデビューが叶いました。
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以上、歴史群像シリーズ「帝国海軍の礎 八八艦隊計画」掲載作例、1/700巡洋戦艦「天城」一本煙突の紹介でした。