艦船模型製作代行のご依頼をいただき、フジミの1/700戦艦「扶桑」を製作中です。

今回は艦載機と艦載艇の製作の様子をご紹介します。まずは艦載機からですが、キットに付属の九五式水上偵察機はクリアー成形となっているので、いつものように全てのパーツをカットしてから黒サフで下地を隠蔽しました。

組み立てと塗装を終えた水偵の全景。塗装はMr.カラーの三菱系124「暗緑色」と35「明灰白色」、更に上面迷彩の茶色に41「レッドブラウン」を使用しました。(塗装工程の関係で、プロペラはこの段階では未取り付けです)

続いては航空艤装ですが、フジミの純正エッチングパーツは非常にオーソドックな構成で組みやすく、ディテールバランスも絶妙な仕上がりです。

艦尾航空作業甲板に、2機の水偵と射出機、運搬台車などを固定しました。木製甲板付属の大判エッチング&軌条との相性も良く、一体感のある仕上がりです。

艦載艇は、内火ランチと長官艇はキットパーツをそのまま使用し、9mカッターのみ、ファインモールドのナノ・ドレッドシリーズのパーツに切り替えました。

艦載艇の取り付けを完了した中央甲板。同じフジミの特シリーズキットでも、姉妹艦「山城」には艦載艇が多めに搭載されていますが、扶桑の搭載数は計7隻と、かなり控え目です。

ここまでの作業を終えた、1/700戦艦「扶桑」フルハルモデルの全景。いよいよ、残す重作業は前部艦橋のみです。

艦載機と艦載艇は、次回製作予定の重巡「高雄」の分を同時に処理していたので、少し時間がかかってしまいましたが、扶桑の製作もいよいよ佳境に迫って参りました。今週中には完成写真をお披露目しますので、引き続きさいごまでご覧ください。


