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1/700戦艦「扶桑 昭和19年」製作記 その10 手摺り&空中線など

2024年6月4日

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1/700戦艦「扶桑 昭和19年」製作記 その10 手摺り&空中線など

2024年6月4日

艦船模型製作代行のご依頼をいただき、フジミの1/700戦艦「扶桑 昭和19年」を製作中です。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

今回で、1/700戦艦「扶桑 昭和19年」の製作記は最終回となります。これは、前回までに組み立てとディテールアップを完了した前部艦橋に、ナノ・ドレッドシリーズの双眼鏡を取り付けた様子です。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

後部からの全景。少しわかりにくいですが、防空指揮所前部は木製グレーチングをイメージして、タン塗装&エナメルブラウンウォッシングで仕上げました。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

これで三大構造物が仕上がり、残しは小物類の取り付けを残すのみとなりました。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

まずは艦載艇ですが、水雷艇と内火ランチにはキットパーツを使用し、9mカッターはナノ・ドレッドパーツに置き換えました。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

艦載艇の取り付け状態。水雷艇は説明書で指定されている向き(後ろ向き)ではスペースに収まらないので、前向きに置き換えました。搭載数は全部で5隻と少な目で、同じフジミ特シリーズの「山城」が21隻の大量搭載となっているのとは対照的です。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

続いては対空兵装の取り付けです。搭載数はなんと68基! 各機銃の取り付け角度や仰角などをきっちり確認しつつ、接着していく作業は、さながら何かの修業を思わせます。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

手すりやラッタルなどは、フジミ純正エッチングパーツを使用しました。これらは船体に取り付け前に塗装を済ませておき、最後の工程で接着をおこないました。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

手摺り取り付け後の艦首付近のクローズアップ。ゲート部には真鍮地が出てしまうので、あとからピンポイントでタッチアップ処理しています。

1/700戦艦「扶桑 昭和19年」 手摺り&空中線など

空中線はモデルカステンの0.1号のメタルリギングで仕上げ、ナノ・ドレッド探照灯はレンズを塗り残し、反射鏡をシルバーで仕上げました。

最後に旗を取り付け、ナノ・ドレッドの菊花紋章を取り付ければ、1/700戦艦「扶桑 1944」は無事に完成です。最終時の「扶桑」製作は久しぶりでしたが、改めて対空兵装の塗装&組み立て&接着作業の膨大さには驚かされました。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

日本戦艦の中でも随一の密度とアンバランスさを感じさせる、昭和19年の戦艦「扶桑」が完成しました。
キット、エッチングともに1/350並のボリュームとなる特キットの製作には、思いのほかカロリーを消耗しましたが、ひとつひとつの作業にきっちり集中しながら臨んだ甲斐があって、見ごたえのある作品に仕上がったと思います。次回は完成写真紹介ですので、ぜひご覧ください。

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メディア掲載情報

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  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo93」に、1/700護衛艦「DD-120 しらぬい」作例記事掲載中 8月発売
  • モデルアート社出版「艦船模型スペシャルNo94」に、1/700作例記事掲載予定 11月発売
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


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  • 日時:9月21日(11:00~21:00)、22日(9:00~16:00)
  • 開催場所:サンタウンプラザ すずらん館 イベントスペース
  • 所在地:奈良県奈良市右京1丁目3−4

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/700戦艦「霧島」展示中
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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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