艦船模型製作代行のご依頼を頂き、ピットロードの1/700戦艦「大和」【就役時】を製作中です。
長きに渡った、ピットロード1/700戦艦「大和」【就役時】の製作記も、今回が最終回となります。これは舷側に張り出した9mカッターを取り付けた様子で、ファインモールドのナノ・ドレッドシリーズのパーツに置き換えました。
艦尾航空作業甲板上のリノリウム歩行帯は、キット付属のデカールにて再現しました。デカールには、武蔵用および最終時の大和、そして天皇旗なども付属しています。
リノリウム歩行帯は飛行機運搬軌条のところで分割し、マーキングが軌条を跨がないように処理しました。この段階で射出機＆艦尾クレーン、旗竿や手すり等の取り付けも完了しています。
艦首のクローズアップ。旗竿や錨見台、号令台の手すりなどにはピットロードの純正エッチングパーツを使用しました。ホーサーリールは純正のエッチングフレームに、キットパーツのホース部を挟み込む方法で再現し、菊花紋章はナノ・ドレッドパーツに置き換えています。
空中線はモデルカステンのメタルリギング0.1号を使用し、探照灯はナノ・ドレッドの150cm探照灯のレンズを塗り残す方法でレンズ部を透明化しました。乗組員フィギュアはYYモデルのマルチポーズフィギュアに敬礼＆直立フィギュアを加え、中央構造物周りをメインに適時配置しています。
最後にUVカット艶消しクリアーを重ねてデカールを保護するとともに質感を落ち着け、主砲塔を積み込んで大和本体が完成となりました。
あとは、工程の初期に製作を終えておいた海面ベースに大和を取り付け、1/700戦艦「大和」【就役時】の完成です。
就役時の大和は最終時と比較してシンプルに見えますが、副砲の存在感が大きいこともあり、対空兵装増強後とは異なる密度を見せてくれます。ピットロードキット＆純正パーツの充実ぶりもあり、見ごたえのある作となりましたので、次回公開の完成写真もぜひご覧ください。
