艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700「日本海軍 戦艦 大和 最終時」を製作中です。

今回は主に航空艤装の製作記事になりますが、その前に、前回紹介から漏れてしまった25mm単装機銃をご紹介します。使用したのは、ファインモールドのナノ・ドレッドシリーズのWA21を使用しました。

そして、こちらは全部艦橋両舷に取り付ける13mm連装機銃。13mm機銃もナノ・ドレッドパーツで、品番はWA15の製品です。

続いて今回の主役、航空機関連の装備品を製作します。これは艦尾のクレーン基部のパーツで、ここはピットロード純正のエッチングパーツに切り替えました。

写真左側が基部のパーツで、ここにケーブル(写真中央)、ブーム(写真右側)を組み込みます。

各パーツのフィッティングは完璧で、ブームの角度も完璧に決まりました。これまで、あらゆるスケールであらゆるメーカーの大和型戦艦のクレーンのエッチングを組んできましたが、ピットロードの純正パーツは組みやすさとディテールのバランスが出色の出来です。

最後に空中線支柱を取り付けました。軸の部分は、説明書ではプラ丸棒を使うように指定されていましたが、ここではキットパーツをバラして使用しています。

続いては射出機です。こちらもピットロードの純正エッチングパーツを使用しました。

組み上げには特段難しいところもなく、スムーズに仕上がりました。クレーン同様、組みやすさとディテールバランスの良さは1/700用エッチングパーツとしてはトップクラスです。

各々塗装を済ませ、航空艤装の製作は完了です。(航空作業甲板周りのディテールアップは、船体製作時にご紹介します)

ピットロードの純正パーツは信頼度抜群で、メーカー自身がこうしたディテールアップセットをトータルで揃えてくれることに感謝です。近年は効果で精密な3Dプリントパーツも多数発売されておりますが、エッチングパーツによるディテールアップも、まだまだ捨てたものではありません。