本日から、艦船模型製作代行のご依頼をいただいて製作している、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しますが、その前に現在参加中のイベントについてお知らせします。
阪急うめだ本店「ホビーマルシェ大阪2025」に参加中!(28日月曜日最終!)

本日7月23日より、阪急うめだ本店にて開催される「ホビーマルシェ大阪2025 in 阪急うめだ本店」に参加しております。
28日の会期終了まで、艦船模型作品とカーモデル作品の店舗販売と製作実演で常駐しておりますので、ぜひおいでください。

搬入前後の展示販売&実演スペースの様子。画像は、渡辺真郎の公式X(旧Twitter)のスクリーンショットです。
イベント詳細は、以下のリンクボタンをクリック!!

28日は「ホビーマルシェ2025」の最終日となります。17:00までの開催となりますので、最後までよろしくお願いいたします。
以下、ポントスモデル1/700戦艦「大和」のキット紹介(前編)に続きます。
1/700戦艦「大和」ポントスモデル キット紹介前編

まずは、キット紹介を前後2回に分けてお知らせします。1/700スケールの戦艦「大和」は、有名どころだけでもタミヤ、フジミ、アオシマ、ピットロードなどから発売され、他にもモデルファクトリーヒロ、かつて発売されていたニチモ製など、非常に多くのラインナップを誇ります。
そんな中で、今回製作するのは艦船模型用の超豪華ディテールアップセットでお馴染みのポントスモデルのキットで、大量のエッチングパーツと金属パーツの使用を前提とした、非常に斬新なフルディテールキットです。

ちなみにこの「ポントスモデル 大和」。キット内容が素晴らしいのは間違いありませんが、パッケージデザインも非常に凝った構成となっています。まず、しっかりとした線で描き込まれたボックスアートが目を引きますが、箱を開けたら側面や底面にも各部の3Dデータを用いたデザインが各所に印刷され、製作のワクワク感を演出してくれます。

そして、大きめのカラー図面が入っている点も嬉しいところです。完成後はポスターとして飾れば、良いインテリアになってくれそうです。

まずは船体パーツ。船体はオーソドックスな左右分割+フレーム組み込み式となっており、ビルジキ―ルやスケグなども一体で成形されています。

また、側面のディテールも非常に充実しています。外板継ぎ目モールドは、強めにし過ぎるとクドくなってしまうのが欠点ですが、ポントスモデルキットは比較的浅めとなっており、フルハルモデルで見た時にちょうど良いメリハリに調整されています。

デッキと船体内部フレームのパーツ構成。こうして見ると、他社の大和型戦艦と大差ないように見えますが――、

アップで見ると、滑り止めパターンや木甲板の板目のモールドが表現されていないことに気付きます。これは、それらをエッチングや木製甲板で表現する前提となっている証拠で、従来の「プラキットのモールドを撤去+エッチング等に置き換える」という前提を大きく覆していることに気付かされます。

中央構造物のパーツ構成。この部分も、当然のようにエッチングでの表現を前提としたパーツ設計がなされています。その反面、分割自体には特に変化がなく、従来のプラキットと同じ感覚で組める点がメリットです。

こちらは武装ランナー。最終時だけあって、パーツ数はかなり多めです。

今回は取り急ぎ、プラパーツのみの紹介となりましたが、エッチングパーツや真鍮挽物パーツも非常に充実しておりますので、次回はそれらの詳細もご紹介します。

ポントスモデルは、私がこれまで使用してきた数多くのディテールアップパーツメーカーの中でも、もっとも重い信頼をおいているところです。そのポントスモデルが「プラパーツ込みのフルキット」を発売したということで、非常に気になる存在でしたが、今回、幸運にも製作代行という形でお仕事をいただきました。
ぜひとも詳細な製作記に仕上げていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。