艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

今回は探勝の製作です。大小2種を製作しますが、使用するエッチングパーツはおよそ赤で囲った部分に集中しています。

まずは60cm信号灯の製作からです。ここは本体が真鍮挽物パーツを使用するので、例によって「ソーセージ状」に繋がった挽物パーツから、必要な箇所を切り出すところから始めました。

エッチングと挽物パーツの全景。台座は直径1~1.5mm程度のエッチングを3枚重ねします。

さすがに細かすぎて、組み立て工程の写真は上手く撮れなかったので、組み上がった状態ここに掲載します。見ようによってはエッチングパーツの1枚モノにみえてしまいますが、実際にはエッチングパーツ✖5枚と真鍮挽物パーツ✖1点で組み上げました。

続いては大和型戦艦の代名詞ともいえる150cm探照灯です。ここはプラパーツを軸に使うので、接着性という意味では真鍮挽物パーツより数段良好でした。

ポントスモデルの1/700、150cm探照灯のパーツの全景。60cm信号灯のパーツ構成を見たあとだと数段マシに見えてしまいますが、それでも左上の取っ手のサイズ感はなかなかのものです。(幅1mm、奥行き0.5mmくらい)

各パーツの取り付けを終えた、150cm探照灯。フレームの両サイドのエッチングは、右用と左用ではっきり別れているので、間違えないように要注意です。

今回、製作した探照灯群。これまでに製作してきた機銃類と同じく、まずは1個ずつ試作したのち、量産(?)に移る手順で進めています。

探照灯の製作は、対空兵装に負けないくらいに超精密パーツのオンパレードでした。水面下では、まだ三連装機銃の製作なども続けているので、引き続き、それらと並行しながら小物類を進めて参ります。
細かい作業が連続することで、つい「進行が遅いような気が」してしまいますが、これらを先に仕上げておくと後半の作業が数段スムーズになりますので、焦らず確実に仕上げていこうと思います。