船模型製作代行のご依頼をいただき、ポントスモデル1/700戦艦「大和」【天一号作戦仕様】の製作記をご紹介しております。

船体の製作記の3回目は舷窓の取り付けです。前回までに位置決め用の穴開けを完了したので、今回はそこに極小エッチングパーツを貼り付けていきます。

舷窓パーツのサイズ感は写真の通りです。主に庇の部分にゼリー状瞬間接着剤をごく少量付け――、

取付位置に置いたのち、流し込みセメントを流して瞬着を溶かし、接触面全体に行きわたらせます。

「下穴開け→切り出し→瞬着付け、位置決め、セメント流し」という一連の作業を400回ほど繰り返し、ようやく船体全体に舷窓が尽きました。

続いては舷外電路の取り付けです。写真には写っていませんが、艦首側の曲げが船体側と全く合っていなかったので、大幅に曲げなおしつつ、フェアーリーダー&ホースパイプに沿わせました。

続いて、艦載艇搬入出口と塵捨て管、換気扇、係船桁、主錨、副錨などを組み立てます。ポントスキットは錨も主要部はエッチングで構成されており、係船桁も(挽物ではなく)エッチングを複数枚重ねる構成となっています。

係船桁や換気扇と同時に、モンキーラッタルも取り付けました。換気扇はモールド表現でも良い気がするのですが(舷窓も含めて)ひょっとしたら新しい考証が出た時の対応も考えての別パーツ化なのかもしれません。

今回は、舷窓の下穴開けと電路、換気扇、係船桁、ラッタルなどの取り付けを一度のレポートに纏めましたが、これらの作業でトータルで丸3日間(←深夜作業含む)を消費しました。
とはいえ、まだダビットや航空作業甲板脇の支柱の取り付けを残しているので、引き続き船体の処理を進めて参ります。