2026年最初の艦船模型製作代行の製作記事は、当工房の依頼品の中でも特に人気が高い、1/350戦艦「大和」です。
これまでも、1/350戦艦「大和」は豪華な内容でのご依頼をいただくことが多かったのですが、今回はお客さまと一年以上の協議を続け、充分な準備期間をかけた新たな決定版となります。
製作前のキット&パーツ紹介だけでも全5回の長大な記事になりますが、ぜひご覧ください。
まずはキットと、主要なエッチングパーツのご紹介です。

まずはキットの紹介です。キットは2011年にタミヤからリニューアルされた「1/350 戦艦 大和」のプレミアムキット。1/350の戦艦「大和」は近年、ベリーファイアやボーダーモデルからも発売されましたが、製品としての安定感と、ディテールアップパーツの大半がタミヤ対応であることから、今回もこのキットをチョイスしました。

ディテールアップパーツには、複数のスーパーディテールセットを使用します。これは、ポントスモデルの1/350戦艦「大和」用パーツセットの基本セットで、品番37003F1「1/350日本海軍戦艦大和 1945 ディテールアップパーツ アドバンスド」。ポントスモデルのディテールアップセットは、エッチングに加えてベテランモデルのレジンパーツのほか、真鍮挽物パーツが充実している点が特長です。

続いては、同じくポントスモデルのディテールアップセットで「アドバンスドセット」に加えて使用する「アドバンスド アドオンセット」です。このセットには、アドバンスドセットには付属していない主砲塔の防水キャンパスや艦尾の艦載機&艦載艇収納デッキの滑り止め鋼板、防空指揮所の測距儀基部の補強板などが付属しています。

続いては、現在ではもうほとんど入手不可能になってしまった、ライオンロアのスーパーディテールセットです。このパーツセットの売りは、第一艦橋上下の整流装置と測距儀カバー、航空作業甲板の大判エッチングなどです。(今回は整流装置はバンカースタジオ、航空作業甲板はポントス+Genineで仕上げるので、予備パーツ的な位置づけになります)

こちらも、当工房の1/350戦艦「大和」の製作代行ご依頼品では使用率が高い、フライホークのパーツセットです。防空指揮所のグレーチングは、このセットにしか含まれておらず、汎用手すりやジャッキステーなども多く付属していることから(ポントスやライオンロアで抜けている箇所の)補填などに役立ちます。

手すりパーツは、お客さまとご相談の上、エデュアルドのパーツをメインに使用することになりました。この手摺りセットは、1/350戦艦「大和」用エッチングとしては(恐らく)唯一、主砲射撃指揮所上部の花びら上に広がった手すりを再現可能です。(当該手すりは、今回はバンカースタジオパーツで再現予定です)

タミヤの純正パーツも複数使用します。これは舷外電路のエッチングで、特に大和用というわけではなく汎用パーツとして設計されています。程よい柔らかさで使用しやすく、接着性も高いの重宝しています。

国産エッチングパーツとして、Genune modelのパーツも複数導入しました。これは艦尾の航空作業甲板に使用するリノリウム歩行帯で、ポントスモデルのステンレスエッチングと組み合わせて使用する予定です。

Genine modelのエッチングの2点目は、高角砲ブルワークの木製の足場を再現したパーツです。こう見えて意外とパーツ数が多く、組み立てに手間がかかる製品ですが、非常にメリハリのある仕上げになりますので、個人的にも気に入っています。

最後は、シールド無し25mm三連装機銃座です。甲板上用や主砲塔上部用のパーツも付属していますが、今回は特に艦尾の機銃座に、このエッチングを使って欲しいというご要望をいただきました。

今回の1/350戦艦「大和」は、当工房のこれまでの製作ご依頼の中でも、打ち合わせに最も時間をかけました。お客さまの方でも資料を収集いただき、各部の表現や工廠などのお好みをじっくりとお聞きした上で、当工房の使用経験の中から最適なパーツ類を選定し「お持ち来みいただいたパーツ」と「当工房でのストックパーツ」を組み合わせ、最適な内容で提案させていただきました。
まだまだパーツ紹介がつづきますので、次回以降の更新も、ぜひご覧ください。


