今回からは全3回にわたり、今年1月30日に海上自衛隊の阪神基地隊にて特別公開された、護衛艦「DD-109 ありあけ」の見学記をご紹介します。
今回、見学させていただいた「DD-109 ありあけ」は、むらさめ型護衛艦の9番艦として2002年に就役。艦名は、旧海軍の春雨型、初春型の両駆逐艦、海上自衛隊のありあけ型に続いて4代目となります。
この特別公開は、自衛隊奈良地方協力隊本部にご案内をいただきました。当ブログでは何度かお知らせしておりますが、私は地本協力者、妻は防衛モニターとして、自衛隊の広報活動に携わっております。(以下のリンクは、奈良地本への協力活動の紹介記事です)
出発地は奈良市の近鉄大和西大寺駅からで、自衛隊のマイクロバスでの移動となりました。これは、高速上から見えた阪神基地停泊中の「DD-109 ありあけ」です。
海上自衛隊 阪神基地隊のゲートには、このような看板が掲げられています。阪神基地隊は神戸市東灘区に所在し、呉地方隊の隷下のひとつで、略称は「阪基」と表されます。
地本のマイクロバスを降りると、岸壁に接岸した「DD-109 ありあけ」が眼前に現れました。当日は快晴に恵まれ、艦艇見学日和となりました。
メインマストを仰ぎ見た様子。むらさめ型護衛艦は、2011年に横須賀で1番艦の「DD101 むらさめ」に乗艦していらい、13年ぶりの見学となりました。
同じ地点から艦首を覗うと、舷側からデッキにかけてのシアーラインの美しさが良くわかります。
煙突やホイップアンテナは、ロービジ塗装が完了していました。甲板の仕上げや着艦表示など、護衛艦の塗装も時期によって様々な違いがあります。
次回からは、艦内の様子を少しご紹介します。当日のご案内は、若手の乗組員の皆さまに担当いただきました。
若い人たちが高い志を持って任務に励んでおられる様子を見ていると、私も勇気づけられる思いです。
また、実際に艦を運用されている皆さまからの説明や解説は最高の一次情報となり、艦船モデラーとしても一人の自衛隊ファンとしても、ためになることばかりです。