広告 実艦見学、駐屯地訪問など 海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学 前編

2024年4月3日

  1. HOME >
  2. 実艦見学、駐屯地訪問など >
  3. 海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」 >

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学 前編

2024年4月3日

1/700強襲揚陸艦「LHD-1 ワスプ」製作記の途中ですが、今回からは前後2回構成にて、昨年7月16日に大阪府堺市の堺泉北港で開催された、試験艦「ASE-6102 あすか」特別公開の参加記をご紹介します。

当イベントは、2023年7月17日に開催された「自衛隊フェスタ in 大阪2023」の前日に企画されたもので、奈良地本の防衛モニターを務める妻の家族枠で参加させていただきました。

「ASE-6102 あすか」船体外観

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

試験艦「ASE-6102 あすか」は1995年、海上自衛隊の艦載兵器実験艦として住友重機械工業 浦賀造船所にて建造されました。同型艦はなく、奈良の地名を冠した海自艦としては唯一の存在です。

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

試験艦「ASE-6102 あすか」、艦首右舷側よりの全景。大型のバウソナーを備えているため、他の汎用護衛艦より大きく突き出したアンカーレセスが目立ちます。この艦は、電波兵器の運用試験や砲熕兵器の実用試験に使用されることから、時期によって艦容が徐々に変化していく点が特徴です。

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

艦橋構造物の見上げアングル。垂直に切り立った壁面とトラス構造のメインマストには、どことなく懐かしさを感じます。

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

いっぽう、艦橋後部はドーム形状となっており、フェーズドアレイレーダーの取り付けスペースが確保されています。この艦橋形状は「あすか」特有の外観上の特徴といえそうです。

「ASE-6102 あすか」艦内見学 前編

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

甲板上の見学は、艦首錨鎖甲板とヘリ格納庫などをご案内いただきました。艦橋直前の試験発射用VLSは既に取り外されており、この公開の直後となる2023年秋には海自初となるレールガンの洋上発射試験を実施しました。(写真は係留関連装備の説明を受けている様子)

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

艦内の様子。そこかしこに配管や消火設備、応急材などが並んでいますが、通路も広く、天井も高いので子連れでも安心して通行できます。

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

医務室の様子。ここでは海自の看護師の方から艦内の医療についての説明がありました。船には医師は常駐していないため、重傷や重病者が出た場合には陸上の医師と連絡を取りつつ処置をおこない、状況によってはヘリによる搬送もおこなわれるそうです。

海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」見学

艦橋内の様子。ここには総舵輪や羅針儀などが据えられており、通常の護衛艦とほぼ同じレイアウトとなっていました。続いては、居住区のご案内に進みます。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

試験艦「ASE-6102 あすか」といえば、過去にイカロス出版誌の作例で「DD120 しらぬい(当時未就役)」を担当したさい、当時はまだ公開されていなかった潜望鏡監視レーダー【OPS-48】のアレイ形状を調べるため、試験時の実艦写真と睨めっこをした思い出があります。
次回は試験艦「ASE-6102 あすか」見学記の後半に加えて、「あすか」をモチーフにした海上自衛隊の広報用トラックも併せてご紹介します。

この記事をご覧いただきました皆様には、応援として下記バナーを一回、タップしていただけましたら幸いです。
いつもご投票いただき、ありがとうございます。

メディア掲載情報

  • 渡辺真郎著「1/700艦船模型 実践工作テクニックガイド」モデルアート社より発売中
  • 「渡辺真郎の艦船モデル・マスターDVD&MAGAZINE」モデルアート社より発売中
  • オリコンニュースに渡辺真郎のインタビュー記事掲載中 「 プラモデル神作まとめ
  • 過去作品 約400点と製作記満載の旧ブログ「 HIGH-GEARedの模型と趣味の日常 」もぜひご覧ください


CHERRY&ANCHOR おすすめ情報

モデルファクトリーハイギヤード公式webショップ「CHERRY&ANCHOR https://www.cherry-anchor.com/ 」にて、新商品1/700「デッキクルーフィギュア」×2種を好評発売中!

一体あたり約2ミリ程度の極小サイズながらも、実感的な厚みと躍動感のあるポージングを再現しており、1/700艦船模型のジオラマ製作にお役立ていただけます。2025年春の新規開発商品で、従来品と比較して下処理が不要になったほか、等身バランスなどが飛躍的に向上しました。

当商品は、スケールモデル完成品販売webショップ「CHERRY&ANCHOR」でお求めいただけます

●1/700デッキクルーフィギュア
┣ 汎用タイプ: https://www.cherry-anchor.com/shopdetail/000000000517
┗ 敬礼/直立タイプ: https://www.cherry-anchor.com/shopdetail/000000000518

お支払いにはクレジットカード、コンビニ決済、代引き、銀行振込がご利用いただけます


展示会出展情報

「第63回 静岡ホビーショー合同展」

  • 日時:5月17~18日
  • 開催場所:ツインメッセ静岡
  • 備考:奈良模型愛好会、鳶色の会より出展予定

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
  • ミリタリースケール専門店「ホビーランド」に、1/350駆逐艦「雪風」展示中
  • 「ジョーシン和歌山店 キッズランド」に、1/700航空戦艦「伊勢」、航空母艦「ワスプ」展示中

累計取引数800作以上、書籍掲載100作以上、受賞歴多数。圧倒的な実績と信頼性。

お問い合わせはこちら

「プラモデルを代わりに作ってほしい」という方はモデルファクトリーハイギヤードにぜひご相談ください。
1000作以上の模型を作ってきた、プラモデル製作・考証のプロが丁寧に対応いたします。

渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

-実艦見学、駐屯地訪問など, 海上自衛隊 試験艦「ASE-6102 あすか」