「月刊モデルアート 2020年3月号」掲載作例
2020年1月26日発売のモデルアート社出版「月刊モデルアート 2020年3月号」掲載作例、1/700巡洋戦艦「シャルンホルスト」(フライホーク)の紹介です。
本号ではニューキットレビューのひとつとして、フライホークから発売となった、1/700ドイツ海軍戦艦「シャルンホルスト」の作例記事を担当させていただきました。
作例では、同社の純正ディテールアップパーツセットを「労力対効果」の高い箇所のみ限定的に使用し、製作のハードルを上げすぎない程度の内容で仕上げました。
艦尾付近の様子。海面ベースは、いつものようにジェルメディウムとマグネシウム粉末による仕上げです。ディテールアップに使用したパーツは主に手摺、ラッタル、レーダーに加えて、艦載艇のキャンパスフレームや各砲の砲身のみで、カタパルトやマストなどは、プラパーツのままでも充分に繊細な仕上がりを実現できました。
この画像は、同一コンセプトで製作した作例、1/700戦艦「ビスマルク」とのツーショットです。どちらもよく似た艦容ではありますが、ビスマルク級に対して、船体が幾分スリムで砲配置が異なる点や、艦載機の収納方法に違いがあることが分かります。
工程記事は純正パーツの使用方法や塗り分け順などを記載
豪華版キットに付属の純正ディテールアップパーツは、エッチングの他に真鍮砲身なども備わります。一体成型パーツのディテールも素晴らしく、従来の1/700では考えられないほどの精密モデルに仕上がりました。
工程記事では、パーツ分割を活かした塗り分け順についても記載しておりますので、ぜひご覧ください。
ビスマルク級をひとまわりスリムにしたような艦容はたいへん美しく、ドイツ艦の構造美を見事に体現した名キットです。
フライホークのキット&パーツは割と当たり外れが大きいのですが、シャルンホルスト級の完成度は非常に満足のいくものでした。