広告 1/500「高の原駅周辺地域」 建築模型、景観模型 製作記事

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」製作 その12(木製台座)

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1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」製作 その12(木製台座)

奈良市の商業施設「サンタウンプラザすずらん館」の開業45周年の企画として、近鉄「高の原駅」周辺施設のジオラマ模型を製作中です。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

建物の製作も大詰めですが、本日は先に台座の仕上げをご紹介します。今回、台座として用意したのは、縦横約60cm×60cm、厚さ約3mmのメルクシパインの集成材です。この集成材、元々はこのような「割り箸のような白木色」ですが――

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

今回は木材の保護と高級感を演出するために、2段階の塗装を施しました。まずは着色から始めます。使用したのは高級オイルフィニッシュの代名詞ともいえる、HOXANの「ワトコオイル」のナチュラル色の塗布からです。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

まずは、ワトコオイルの現役を刷毛に含ませ、少し多めの量を全体に塗り広げます。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

写真右側が塗布前、左側が塗布後。「濡れた様な色付き」となり、木目の自然な美しさが際立っていく様子が分かります。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

ワトコオイルを塗布して数分経つと、木材が吸いきれなかったオイルが浮き上がってきますので、これをウェスで拭き取り、更に1時間後、24時間後という具合に拭き取りを繰り返して表面状態を安定させます。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

拭き取りを繰り返して1回目の塗布を終えた台座表面。今回はこの処理を裏表ともに、2回繰り返しました。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

ワトコオイルだけでは木材の吸湿性が残り、反りの原因になりますので、更に油性ニスを重ねて表面のコーティングをおこないました。使用したのは、ワシンの「ウレタンニス 油性ニス」の「艶消しクリアー」です。昨今は水性ニスの性能も上がっていますが、オイルフィニッシュに上塗りすると剥がれやすくなる傾向がありますので、ワトコの上塗りには油性ニスがオススメです。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

ニスは2度塗り以上が基本となります。1回目はニスが木材に浸透する過程で毛羽立ちが出るので、丸1日以上完全に乾燥させてから、400番程度のサンドペーパーを全体にかけ、表面を滑らかに整えてから2回目の塗り重ねに進みます。

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

油性ニスの二度塗り直後の表面状態。乾燥前は濡れた様な艶感がありますが――

1/500「高の原駅 周辺地域ジオラマ」木製台座

完全に乾燥すると落ち着いた艶感になりました。最初の「白木状態」を思えば、かなり高級感のある質感に生まれ変わったと思います。木材の塗装仕上げは見た目だけでなく、反り防止にもなりますので(大きなジオラマの台座では特に)オススメです。

代表 渡辺真郎
代表 渡辺真郎

ワトコオイルは塗り込みと拭き取りを繰り返さなくてはいけない点が手間ですが、塗りムラが出にくく、色の濃さも段階的にコントロールできるので重宝しています。木材用塗料は本当に多くの種類を試しましたが、未だにワトコへの信頼は揺らぎません。木製台座だけでなく、艦船模型の木製甲板にも使用できますので、ぜひ多くの方にお試しいただきたい逸品です。

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展示会出展情報

「奈良模型愛好会 秋展2026」

  • 日時:9月20日11~20時、21日9~16時
  • 開催場所:サンタウンプラザすずらん館
  • 所在地:奈良県奈良市右京1丁目3−4

常設展示情報

  • 自衛隊奈良地方協力本部(奈良第2地方合同庁舎)玄関ロビーに1/35「陸上自衛隊 74式戦車」展示中
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渡辺 真郎まさお

艦船模型製作代行 モデルファクトリーハイギヤード 代表

2001年3月から艦船模型の製作販売をおこなう。模型製作会社への就職を経て独立。2010年にモデルファクトリーハイギヤードを開業。
模型製作代行のほか、模型誌の作例記事・連載企画、考証記事を執筆。
モデルアート社出版『月刊MODEL Art』『艦船模型スペシャル』、イカロス出版『モデリングガイド』など。

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