船舶模型製作代行のご依頼をいただき、ホビーボスの1/700ホワイトスターライン「タイタニック」を製作中です。
今回は海面ベースを製作します。まずは、アクリル製の特注ケースのベースにグレーのプラサフを吹き、上塗りにMr.カラーの14「ネイビーブルー」を重ねました。
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続いて、さざ波表現としてリキテックスの「ジェルメディウム」を盛りつけます。このメディウムは半乾きの状態で筆で叩くことで、細かな波表現が可能です。
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私の場合、ジェルメディウムによる さざ波表現は「盛って→乾かし」という工程を3回繰り返します。真冬の作業ということもあって、1回あたりの乾燥時間を一日半程度とりつつ、年末から年始にかけて少しずつ塗り重ねました。
続いては航行波表現ですが、まずは船体舷側全体をマスキングし、製菓用品のデコペンを使って周囲の波と船首が切り分けた波を描きます。
航行波を描いたら船体をベースから外し、半乾きの段階で波の形状を整え――、
完全に乾燥させたのち、マグネシウム粉末を混ぜた「スーパーヘビージェルメディウム」で白波を描き込めば、ほどよい透明感を残した白波表現となります。
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最後にエアブラシ塗装で白のぼかし塗装を加え、さざなみ部分に「ハイグロスバーニッシュ」を重ねれば、海面ベースは完成です。
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代表 渡辺真郎
海面ベースの製作も「タイタニック」「オリンピック」で同時進行となりました。波のイメージは、映画「タイタニック」を参考に少しアレンジしたものとし、お客さまからご要望いただいた「全速航行時の激しい波」をイメージしております。
