本日、2024年8月16日、モデルアート社出版「艦船模型スペシャル No93」が発売となりました。
「艦船模型スペシャル No93」掲載作例
今号の特集は「ディテールアップの秘訣は解像度にあり」ということで、艦船模型のディテールのバランス取りについて言及されたものとなっています。
当工房代表の私、渡辺真郎はピットロードの1/700海上自衛隊護衛艦「DD-120 しらぬい」の作例を担当しました。特集テーマに合わせ、純正ディテールアップパーツを使用したほか、武装類をHSモデルの3Dプリントパーツに切り替え、その他の装備品にはナノドレッドパーツを投入しました。
特集テーマの一環として格納庫内を自作
また、自作系のディテールアップもいくつか組み込み、ヘリコプター格納庫の内部はプラ材や汎用エッチングパーツなどでスクラッチしました。
工程画像の紹介
工程画像は計40枚と、今回も多めに掲載しております。ディテールの切り替え前後の画像や、パーツの比較写真なども多く掲載しておりますので、各部ディテールの解像度の差などをご覧頂ければと思います。
本号には小生所属の艦船模型サークル「鳶色の会 https://tobiiro.jimdofree.com/ 」の秋山敏郎(けんちっく)会員による1/350航空母艦「蒼龍」のフルスクラッチ作品も掲載されており、プラ板工作による船体の基本工作から、細部に至るディテール製作までがたいへん詳細に解説されています。また、早野治朗会員によるマレーシアのホビーショーのレポートなども掲載されており、盛りだくさんな内容です。
もちろん、その他の作例や連載記事なども充実の内容となっておりますので、艦船や模型ファンの皆さまはぜひご覧ください。
海上自衛隊の護衛艦「DD-120 しらぬい」にはご縁があるようで、過去にはイカロス出版誌の作例とプライベート作品で2度製作したほか、摩耶埠頭では実艦に乗艦する機会もあり、思い入れの深い作例となりました。
私も自衛隊奈良地本の協力者になったことで、海上自衛隊の艦艇や乗組員の方と接する機会も多くなりましたので、これからもこうした海自艦の作例担当の機会があれば嬉しいです。