現在、業務の方は艦船模型スペシャル誌次号の作例製作に集中しているため、今回はプライベートの趣味の記事として、愛車の「トヨタ アルテッツァ RS200」のメディア掲載と、これまでの履歴をご紹介します。
「GAZOO愛車の広場」への掲載
今年の1月にGAZOOの取材を受けて以降、実車の紹介記事は描いていなかったのですが、3月末に当時の様子が無事に掲載されましたので、この機会にご紹介します。
GAZOO公式サイトの以下のページに、私も顔出しで出演しておりますので、ご興味のございます方はご覧ください。
●取材時の記事はコチラ
┗ https://high-geared.com/sydmead2024-nara/#st-toc-h-2
フルノーマルで納車後、間もなく4年目に突入
現在の愛車「トヨタ アルテッツァ RS200(SXE10)」を納車したのは2020年のことでした。私は19歳のとき(1997年)に初めての愛車として「トヨタ MR2(AW11)」を購入して以降、20年以上を同一車種で通してきましたが、2020年初夏に妻が第一子を妊娠し、安定期に入るタイミングで2003年式の(純正エアロ付き)フルノーマル車を購入。
購入店は愛知県丹羽郡のショップ「ヴォルテージ」さんです。このお店はアルテッツァに強く、モータースポーツにも造詣の深いショップということもあり(少し遠方ではあるものの)主治医として心強いお付き合いをいただいております。
前愛車のAW11は、その後もしばらく維持を続けていましたが、2021年1月に知人のAW11オーナーの息子さんに引き継いでいただきました。これは2台所有だった時期に撮影したツーショットで、乗り換え直後は、ホイールベース&全長の違いにかなり戸惑った記憶があります。
なお、AW11につきましては、旧ブログに思い出記事を掲載しておりますので、興味のある方はご覧ください。
納車2年目から少しずつカスタマイズを実施
フルノーマル車に拘った理由は妊婦&乳児を載せるためでしたが、出産も無事に終わり、子供も自分で乗り降りできる程度に成長してくると(車好きの本能が目覚め)自分好みにカスタマイズしたい欲求も高まります。最初の2年はホイール&タイヤやステアリングetcの交換のみで大人しく乗っていましたが、その後は自分なりのメニューを考え、少しずつ予算などを確保しつつ現在の姿となりました。
2年目の節目に、最初に手を入れたのは足回りです。AW11ではOHLINSのショックとSwiftのスプリングの組み合わせが気に入っていたので、当初はアルテッツァにも中古のOHLINSを導入し、オーバーホールしてから取り付けようと思っていたのですが(ここ数年の世界情勢の変化のためか?)オーバーホール代金が以前の2倍に跳ね上がったことで予算オーバーとなり、断念――。手ごろな価格帯の製品を比較検討した結果、TEINの車高調サスペンション「FLEX Z」の導入を決めました。
「FLEX Zは」全長調整式の車高調サスペンションなので車高は自由に設定できますが、街乗りで支障がない程度の高さとして、最低地上高約10cmを確保しました。この高さでしたら立駐などで腹を擦ることもなく、車検&保安基準も安心です。
そして肝心の乗り味ですが、フロント10Kgf/mm、リア8Kgf/mmバネレートと標準的な減衰力の設定では、ノーマルとさほど遜色のない硬さで、乗り心地は非常に良好。
例えるなら「スポーツカーのノーマルサス」といったイメージで、サーキットやジムカーナなどでハードに使用するには、少し物足りませんが、ファミリーユースとしてはちょうど良い設定です。
続いてはフロントの補強のために取り付けた、ストラットタワーバーです。もともと、このアルテッツァにはTRDのタワーバーが装着されていたのですが、TEINのショックの減衰調整ダイヤルと干渉することから、クスコのオーバルシャフトに交換しました。TRD製が溶接結合であるのに対してクスコはボルト結合でしたが、剛性感が不足している様子はありません。
その他、外観が変わるようなカスタマイズはほとんどしていませんが、マフラーのリアピースのみ、フジツボの車検対応マフラー「レガリスR」の中古品を取り付けました。車検対応品で音量は純正品と同等――、これもファミリーユースにはピッタリです。
AW11時代からフジツボの排気系パーツは非常に気に入っていたので、その後、ステンエキマニの「スーパーEX」と「パワーゲッター センターパイプ」も導入しました。センターパイプはAT用とMT用が別の品番となっており、MT車にAT用を流用すると触媒取り付け不可で車検不適合となるので注意が必要です。(←もちろん、私はMT用で車検適合としています)
インテリアは居住性と操作性を向上
インテリアの様子。納車後に取り付けたmomoのステアリングとシフトノブが目立ちますが、当初は内装の劣化がかなり激しかったので、取り換え可能なプラ製パネル類は、全て状態の良い中古品や再塗装品(カーボン風塗装)に入れ替え、ブーツ類も本革製に交換しました。
また、ゴム系の塗装が施されたダッシュボードには加水分解が生じ、激しいベタつきが生じていたので、最初の車検のタイミングでダッシュ脱着&劣化塗膜除去&再塗装を依頼し、良好なコンディションに生まれ変わりました。
また、ドライバーシートは昨年秋にRECAROのSR-7シリーズのグラスメッシュモデル「SR-7 GK100」に換えました。レカロシートは純正ベースフレームと組み合わせた場合のみ、車検適合(←強度証明書の提出が必要)となるため、フレームも純正品で統一しています。
このシート、セミバケとしてはサイドサポートが非常に大きく作られていてホールド性も良く、ロングドライブの疲労感も軽減されてとても気に入ったのですが、残念ながら今年で生産終了となり、後継モデルのSR-Sが新発売となりました。
シートがタイトなものに変わったので(乗降性と防犯の目的で)ワークルベルの「ラフィックス2」を導入し、ステアリングを脱着できるようにしました。これも(この手の製品では非常にレアな)車検適合品で、純国産のボールロックシステムでガタもなく、がっちりとはまります。
ミーティングでの出会いの数々
ファミリーユースに差し支えない程度に色々と手を入れてきたアルテッツァですが、家族でのドライブや買い物などでの使用のほかに、車のミーティングやイベントなどにも積極的に参加するようになりました。
特に、車のSNSなどでは同好のオーナーの皆さまにご交流をいただき、オンライン&オフラインともに充実したカーライフを送らせていただいております。
アルテッツァは、年に1度の頻度で全国ミーティング「JAC(Japan ALTEZZA Conference)」が開催されており、私も過去に2回、参加させていただきました。参加台数は(ワゴンタイプのアルテッツァジータを含めて)約260台ということで、毎回大盛況の一大イベントです。
愛車のほか、ミニカーやラジコンなどのコレクションを展示される方も多いので、私も個人的に製作したフジミ1/24プラモデル完成品を多数出展しました。(展示の様子は、SNSやyoutubeでも多くの方に採り上げていただきました)
SNSやミーティングでは数え切れないほどのご縁がありますが、これは私と同じくGAZOO愛車広場に掲載された、ご気圧(ゴッキー)さんのアルテッツァとのツーショット。ご気圧さんとは、アルテッツァに乗り換えた直後にcartuneでお知り合いになったのですが、以前にAW11に乗っておられたということで意気投合し、その後、ともにGAZOO掲載を果たしたことで意義深いツーショットとなりました。
これは今年5月に開催された「JAC2024」にて、主催側のカメラマンさんに撮影していただいた1枚。生産終了後約20年を経過した車種ではありますが、現在でもこうしたイベントを企画してくださることに感謝です。
これまでも、そしてこれからも
こうして、4年間の思い出を積み重ねてきた「トヨタ アルテッツァRS200」との思い出を足早に振り返ってみました。
納車当時は「最低あと10年は乗りたい!」と思ったものですが、4年たった今の心境は同じく「最低あと10年は乗りたい!」ということで、その想いは未だ変わることはありません。
24年間の想いを込めたAW11を降りた時には「これほど夢中になれる車には、二度と出会えないだろう」と思ったものですが、いま現在、アルテッツァにかける情熱は、AW11に夢中だった20代の頃と全く変わりません。
素晴らしい相棒に出会えたことに感謝するとともに、これからも多くの思い出を積み重ねていきたいです。
4枚ドアでチャイルドシートを無理なく取り付けられるスペースを持ちつつ、リア駆動で6MTの設定がある車種というと、選択の幅が限られてくるのですが、アルテッツァはオススメの1台です。
けして速さを誇るような車ではありませんが、最終後期型の3S-Gは高回転の伸びが本当に素晴らしく、高剛性ボディ&前後ダブルウィッシュボーンの安定感は特筆すべきものがあります。また、ワンメイクレースやS耐等で活躍したことからチューニングパーツも豊富に揃うので、カスタマイズ派の車好きも安心です。
「子育てもスポーツ走行もカスタマイズも全部楽しみたい!」という贅沢な望みを叶えてくれる名車として、多くの車好きの皆さまに知っていただければ嬉しいです。