ストック記事として、海道塾の3Dプリントキット、1/700フェリー「さんふらわあ きりしま」の製作記をご紹介しております。
本日は小物の塗装と、デッキへのデカール貼りをご紹介します。これは前回までに塗り分けたパーツを船体に仮置きした状態で、内航カーフェリーとしての標準的な船容が伺えます。
ここで「さんふらわあ」のアイデンティティとも言える、大きな太陽マークを描きます。キットにはデカールも付属していたのですが、今回はデカールのスキャンデータから専用マスキングシートを作成し、塗装仕上げとしました。
太陽の赤丸部分はフィニッシャーズの「リッチレッド」、オレンジの部分はMr.カラーの「オレンジ」をそのまま使用しています。発色を明るくするために、下地にはピンクサフを吹きました。
太陽マークの塗り分けが完了したことで、「標準的なカーフェリー」から一気に「フェリー さんふらわあ」のムードが高まりました。
キット付属のデカールは、貼り付け位置がきっちり指定されているため、作業の際に迷うこともありませんでした。
このデカールは余白がないタイプですので、ラインに合わせてナイフでカットして貼り付ける必要がありますが、各部のフィッティングは完璧でした。
続いては、ウインチやボラードなどの塗り分けに進みます。これらはサポートから切り出す前に塗装し、塗色にはMr.カラー 115「RLM ライトブルー」を使用しました。
船首の係留作業甲板に小物類を取り付けた様子。ケーブルの色は、時期によって差がある様でしたので、最も鮮やかなパターンを採用しました。
舷側の太陽マークが入ると、もう誰が見ても「さんふらわあ」にしか見えません。次回は製作記の最終回ということで、残った小物類の取り付けと、手すり&張り線の追加などをご紹介します。