艦船模型製作代行のご依頼をいただき、1/700駆逐艦「DDG-51 アーレイ・バーク」の製作を開始しました。製作記第一回目の今回は、使用キットおよび主要パーツをご紹介します。
まずはベースキットですが、アーレイバーク級ネームシップの「DDG-51 アーレイ・バーク」ではなく、同級20番艦の「DDG-70 ホッパー」を使用します。1/700のアーレイバーク級は、フジミやドラゴンなどからも発売されていますが、今回製作するのはホビーボスのキットです。
エッチングパーツや真鍮挽物パーツによるディテールアップには、ビッグブルーボーイの品番No70028のディテールアップセットを使用します。エッチング×4枚に加えて、砲身やミサイルランチャーの挽物も付属する豪華セットです。(ミサイルランチャーはナノ・ドレッドを使用予定)
対空兵装には、先日製作した1/700強襲揚陸艦「LHD-1 ワスプ(WASP)」と同様に、ファインモールドのナノ・ドレッドシリーズのファランクス(CIWS)を使用します。
また、ハープーン発射機と短魚雷発射管も、同シリーズの品番WA35のパーツに切り替えます。
その他、ミサイル射撃指揮装置やECMも、ナノ・ドレッドパーツを使用します。ナノ・ドレッドシリーズの現用艦用装備品は、海自艦艇のディテールアップにも役立つスグレモノです。
最後に、当工房「モデルファクトリーハイギヤード」の新製品ですが、1/700スケールの現用駆逐艦や海上自衛隊護衛艦の製作や展示に適したアクリルベースの新サイズを使用します。こちらは当工房公式ショップ「CHERRY&ANCHOR」でも取り扱いを開始しましたので、ぜひご注目ください。
●1/700洋上艦船模型用 アクリル作業台&展示台2【軽巡、海自護衛艦、現用駆逐艦用】
┗ https://www.cherry-anchor.com/shopdetail/000000000493/
2024年4月、初めて迎撃ミサイル「SM-3」を実戦で使用したといわれる米駆逐艦「DDG-51 アーレイ・バーク」ですが、奇しくもこのタイミングでの製作開始となりました。
なお、1/700のアーレイ・バーク級は以前、ドラゴンのキットを製作したことがありますが、ホビーボス製ははじめてとなりますので、両者の違いも意識しつつ製作を進めたいと思います。