艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ホビーボスの1/700強襲揚陸艦「LHD-1 ワスプ(WASP)」を製作中です。
今回で、船体及び飛行甲板のディテールアップは(武装を除いて)終了となります。残す作業はセーフティネットとライフラクトの取り付けのみで、まずはネットの取り付けをご紹介します。
エレベーター外周部のセーフティネットの取り付けを完了した様子。エッチングの説明書には明記されていませんが、ここは斜め上を向いた状態で取り付けると自然に仕上がります。
いっぽう、艦首のネットは水平でOKです。各スポンソンには、25mmの機関砲や12.7mm機銃などが備わりますので、なるべく干渉しない位置に固定しました。
艦尾はネットが付くことで、全通甲板の航空機運用艦ならではの機能美がいっそう引き立ちました。
続いてはライフラクトの取り付けです。レイアウトは、なるべくキットの説明書に従った仕上げとしていますが、スポンソンをエデュアルドに換えた影響で全く同一にはできなかったので、なるべく自然に見える配置を心がけました。
右舷艦尾付近のクローズアップ。ここにはシースパロー発射機やRAM、CIWSなどの多種多様な対空兵装が並ぶ予定です。
これで艦本体のディテールアップは、ほぼ完了しました。原子力空母ほどではないにしても、強襲揚陸艦特有の厚みといいますか? 量感もなかなかのものです。
ホビーボスのワスプ級は、飛行甲板のパッドアイのモールドが少々強めですが、舷側周りをフルエッチングで仕上げることで、思のほか良いバランスに仕上がります。残すは上部構造物と武装のみですが、比較的入り組んだ構造となっていてエッチングの使用箇所も多いので、引き続き集中していきたいと思います。
続いては上部構造物の製作に進みますが、次回は飛行機模型の製作ご依頼品をご紹介します。