艦船模型製作代行のご依頼をいただき、ピットロードの1/700アメリカ海軍航空母艦「CVN-71 セオドア・ルーズベルト」を製作中です。
艦載車両の製作は、今回が折り返しとなります。これは、ファイブスターモデルのエッチングに2種が付属する艦載牽引車のパーツ構成です。
この牽引車は少々パーツ数が多く、入り組んだ構成になっています。説明書には（大きい写真が載っているものの）組み立て指示がほとんど書かれておらず、更に折り曲げガイドの入れ間違いなどもあって苦労が絶えませんでしたが、なんとかここまで形にしました。（ガイドが間違っている箇所は、一旦切断して接着しなおしました）
こちらも同じタイプの牽引車ですが、後部にカゴを取り付けるタイプになります。タイヤは相変わらず、4輪独立で極小エッチングを3枚を貼り重ねて厚みを出すタイプとなっているのですが、これはさすがに力業が過ぎると言いますか？ 3D出力品などの立体パーツが欲しい所です。
そうして仕上がった艦載牽引車×4台。仕上がりレベルを揃えるため、車高やアライメントの調整には特に気を使いました。
これまでに仕上がった5種の車両を比較。まだ塗装後のイメージまでは分かりませんが、なかなかにシャープな出来栄えです。
牽引車の次は電源車の製作です。これも基本的には展開図状の車体を折り曲げつつ、形にしていきます。
無事に仕上がった2台の電源車。これも「簡単に」とはいきませんでしたが、これまで製作してきた車両のなかでは、比較的スムーズに完成させることができました。
当初の予定以上に時間を要している艦載車両製作ですが、これでようやく折り返し地点を過ぎました。なかなか空母本体の製作に辿り着けずにいますが、引き続き集中して頑張ろうと思います。（予備パーツが全くないので、タイヤや座席等の極小パーツを紛失しないか、ヒヤヒヤしながら進めています）
ファイブスターモデルの艦載車両は、パーツ本体はよく出来ていると思うのですが、なにぶん説明書の解説不足が致命的であると感じています。せっかく良い製品なのに、組み方が分からなくて挫折するような売り方では本当に勿体ないとしか申し上げられません。
